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あづみの学校の屋外水槽にあるコナラの木。7月に虫たちが集まりましたが、その後姿を消し、また最近になって見られるようになりました。まずはカブトムシのグループ。樹液の出る場所は少しずつ変わっていくようです。
シロテンハナムグリたちも集まっています。下から観察していると、時々オシッコをするので要注意なのです。
大きなノコギリクワガタもいました。餌場争いをしてもカブトムシには力で負けてしまいます。シロテンハナムグリとは仲良くやって行けそうです。
別のクヌギの木でも、一度姿を消したカブトムシが再び帰ってきました。この場所ではスズメバチとの競争も激しいのです。
こちらは中くらいの大きさのノコギリクワガタ。先ほどの個体に比べると大顎があまり発達していません。さらに小さい個体はストレートのV字になります。体の大きさで大顎の発達も変わってくるのが面白いですね。
黒地に白い斑点は、お馴染みのゴマダラカミキリです。公園ではヤナギの木で多く見かけます。移動の途中で園路を歩いている所にもよく出会いますよ。
長い触覚が特徴のミヤマカミキリ。クヌギやコナラなどの樹液にやって来るので、カブトムシやカナブンなどが集まる木でよく見られます。
あづみの学校の屋外水槽にある、コナラの木から落ちて来たミヤマカミキリを見つけることも多いのです。顎の力が強いので噛まれないように注意しましょう。
こちらも触角が長いキボシカミキリ。体の2倍ほどの長さがあります。ガイドセンター前を歩いていたそうです。目立つ模様ですが初めて見ました。
イチジクやクワの木に産卵し、成虫も皮や樹皮を食べます。きれいなカミキリムシですが、食害を起こすことから害虫として扱われることもありますよ。
あづみの学校理科教室の特別展示『かわいいメダカと金魚ちゃん』のグッピーの水槽。お腹が卵で膨らんでいたメスが稚魚を産みました。グッピーは直接稚魚を産む卵胎生メダカの仲間。産まれる直前に卵から孵化するのです。
こちらがお母さん。国産グッピーの〝アクアマリンネオンテール〟と言う品種です。すでに産み終えたのでお腹はすっきりしています。卵が入っている時は、尻びれの前の部分が膨らみ、稚魚の目も透けて見えるのです。
心配そうに見守るお父さん・・・ではなく、食べようとしているのです。親は産んだばかりの稚魚を食べてしまうので、産卵ケースに入れて隔離します。
生まれた稚魚は20匹余り。お母さんもケースの外に出されて、これからは稚魚だけで飼育します。配合飼料も食べますがプランクトンを孵化させて与えます。
お隣の水槽にも別の種類のグッピー。国産グッピーの〝アクアマリンレッドテール〟と言う品種。こちらは春の特別展示で生まれた稚魚と一緒です。数は少なかったのですが大きくなってきましたよ。繁殖を楽しむことのできるメダカの仲間たち。お家でもチャレンジしてくださいね。
白黒のまだら模様に赤い斑紋が特徴のアカボシゴマダラ。元々はベトナムや中国、朝鮮半島などに分布していましたが、1995年頃に埼玉県で初めて確認、1998年に神奈川県で確認されて以降、関東を中心に各地に広がっています。
幼虫の食草がエノキのため、同じエノキを食草とする在来のオオムラサキなどと競合することが懸念され、特定外来種に指定されています。
長野県内でも松本市ではすでに分布が拡大しているそうで、公園でも今回が2例目の発見となります。きれいな蝶ですが、生きた状態での捕獲や移動、飼育は禁止されているので、ご注意くださいね。
変わって、あづみの学校理科教室の昆虫展示コーナー。先日捕獲したちびカブ君は、カナブンやハナムグリたちと同居しています。仲良く昆虫ゼリーを食べている姿が観察できますよ。
新しく仲間入りしたのはミヤマクワガタ。里山文化ゾーンで見つけたものです。小さい個体ですが、頭部と大顎の渋いフォルムは健在です。長生きさせるのが難しいクワガタですが、たくさん見てもらえると良いですね。
少し前、ヌマトラノオの花についていたセミの抜け殻を紹介しましたが、今日もいくつか見つけましたよ。最初はガクアジサイの葉の裏についていた抜け殻。お花まであと一歩のところで辿りつけなかったようです。
チダケサシは、乳茸を茎に刺して持ち運んだのが名前の由来と言われています。これを最初に見ていたら〝ヌケガラサシ〟になっていたかも?
オミナエシにはアクロバティックな姿勢でぶら下がっていました。この状態でも羽化できたのが凄いですね。皆さんも段々花畑で探してみましょう。
オオセイボウは青緑色の金属光沢が美しいハチの仲間です。泥で巣をつくるスズバチの巣に寄生しますが、スズバチの幼虫に寄生するのか、スズバチの餌に寄生するのか、いろんな情報があるようです。
フサフジウツギ(ブッドレア)にやって来たのはアサマイチモンジ。イチモンジチョウによく似ていますが、白斑がより明瞭なところで見分られるようです。
段々花畑で見頃になっているのは、オミナエシとミソハギです。1枚目は昨日の朝の写真。夜に降った雨の水滴が残る、ヤマホタルブクロがワンポイントです。
2枚目からは今日の写真。こちらも段々花畑に咲くミソハギとキキョウの共演。
マツムシソウの後ろには、草丈の低いヒメワレモコウの花も咲いています。
ミソハギは池周辺にも見られます。元々は無かったのですが、段々花畑のミソハギの種が運ばれて来たようです。池より下側の水路沿いにも咲いていますよ。
野の休憩所裏側にあるムクゲの花。花が開く直前は、花弁を巻いたような形をしています。今朝は開花直前のつぼみが、地面に大量に落ちていました。
鳥?お猿?誰の仕業でしょうか。それでも枝にはまだたくさんのつぼみが付いているので、しばらくはお花を楽しめそうですね。
あづみの学校の屋外水槽にあるコナラの木。この木は以前20匹以上のカブトムシが集まっていたのですが、ここ2年ほどは虫たちが全くいない状態でした。今年ももう来ないかなと諦めていたところ、今日ペアのカブトムシがいたのです。
少し離れた所にはオスのカブトムシがもう1匹いましたよ。カナブンなどの姿はありませんが、少し樹液を出すようになったようですね。
夕方に見に行くと、ちびカブ君もやって来ました。樹液に近寄ると、当然大きなカブトムシに追い払われます。なので昆虫展示コーナーの仲間入りです。
幼虫の時期に餌が少ないと小さな成虫になります。指先ほどのちびカブ君は、胸部にある角もつかめないくらい小さいのです。
撮影の途中で飛び立ちました。小さくても元気いっぱいなのです。明日から8月、夏休みも本番です。カブトムシもたくさん出て来てくれると良いですね。
あづみの学校理科教室の昆虫展示コーナー。右側の葉っぱが入っている飼育ケースの中に、何がいるかわかるかな?ヒントは「擬態の名人」です。
下から見上げると、木の枝の下に別の枝があるようにも見えます。正解は〝エダナナフシ〟でした。褐色の細長い体と脚は木の枝にそっくりなのです。
エダナナフシはサクラやコナラ、ノイバラ、イタドリなどの葉を食べます。コナラの葉を入れると、ムシャムシャと勢い良く食べ始めました。
葉の縁から楕円形を切り取っていくような餌の食べ方をします。何度も何度も繰り返し食べるので、あっという間に食痕が大きくなっていきますよ。
オスがいる地域では交尾をしますが、オスの数が少なく、オスのいない地域ではメスだけで卵を産む単為生殖をします。擬態の名人は繁殖も変わっていますね。
あづみの学校の屋外水槽に咲くオニユリの花。オレンジ色の花弁が鮮やかです。二つ並んだ株には3つの花が咲きました。残りのつぼみも次々と咲きそうです。
4日前はまだ1輪だけでした。1日に約1輪のペースで咲いていますよ。
こちらではススキとの共演。少し後ろにはツリガネニンジンの姿も見えます。
小さな株にもつぼみが1つ付いていました。隣に咲くのはヌスビトハギです。
オニユリは3倍体なので種が出来ません。その代わり葉の付け根に養分を溜めた珠芽(しゅが)を作ります。珠芽はムカゴとも呼ばれます。これが地面に落ちて発芽するのです。花がそっくりのコオニユリには珠芽が無く、種が出来ますよ。
夕方から遊びに来てくれたのは、お馴染みの〝おたまくん〟です。お外で遊ぶ時間がないので、あづみの学校の理科教室でゆっくり生き物見学です。
お家でもカブトムシを飼っている、おたまくん。カブトムシは大好きですが、まだ怖くて触れないそうです。でも餌の昆虫ゼリーは、ちゃんとあげられますよ。
最近数を数えるのが上手になったそうです。たくさんのウグイの数は、「いち、に、さん、しー、ごー、ろく、しち、はち、きゅう、じゅう、じゅういち、じゅういち、じゅういち・・・」。「じゅういち」がお気に入りのようです。
雪の上の動物の足跡。おたまくんは得意の〝ケンケンパ〟で足跡をなぞります。
躍動感溢れるおたまくんの足跡は、冬の公園で見られるかもしれませんね。
そして最後はおたまくんの大親友、アズマヒキガエルとの触れ合いです。最初は怖いのでお母さんと一緒に触りましたが、すぐに慣れて一人でも触れるようになりました。また一つ出来ることが増えた、おたまくん。カエルになる日も近い?