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今日の安曇野市穂高の最高気温は37.2℃の猛暑日となりました。公園も日中はうだるような暑さ。こんな日は熱中症に要注意です。まだ涼しい開園前に撮影したのはコクワガタのペア。コナラの枝の切り口から出る樹液を舐めていました。
黄色と黒の縞模様が特徴のヨツスジハナカミキリは、ハチに擬態していると言われています。アジサイやノリウツギにいる所をよく見かけます。
メタリックな緑色はミドリカミキリ。体色には個体差があり、赤銅色をしているものもいます。ノリウツギなどの花の他に、広葉樹の伐採木にも集まります。
大きな体はシロスジカミキリです。コナラやクヌギなどの木にいることが多く、意外と簡単につかまえることが出来ます。噛まれないように注意しましょう。
木の幹にニイニイゼミの抜け殻を見つけました。暑い夏の盛りに「チー・・・」と高い声で鳴きます。桜の木にいることが多いので探してくださいね。
お天気が良かった昨日の写真です。梅雨の晴れ間になりました。もう梅雨明けしたような青空でしたが、まだまだ梅雨は続きそうです。
池の中では夏休み期間に開催される「ウォーターアドベンチャー」の設置が始まりました。まずは13日からの3連休に向けて急ピッチで作業が行われます。
変わって、あづみの学校理科教室の屋外水槽。昨日の朝から河川水補給を再開しました。河川水はまだ濁っているので、水槽もやや白濁しています。
補給再開直後、20℃を超えた水槽に11℃台の河川水が入って来たので、イワナたちは冷たい水が流れてくる場所に集まって来ました。ほっと一息です。
午後からは水槽掃除も実施。13℃位だとヒヤッとするのですが、5つの水槽で2時間ほど作業していても全く冷えませんでした。早く適温に戻ると良いですね。
カナブンと一緒にヤナギの樹液を舐めているのは、昆虫の王様カブトムシです。例年6月中旬から下旬には見られますが、今年は7月になっての登場です。公園の昆虫は持ち帰ることが出来ません。観察したら元に戻しましょう。
クヌギの樹液にやって来たのはオオスズメバチです。カブトムシと同じように樹液を好みます。刺されないように遠くから観察してくださいね。
食事を終えてオオスズメバチが去った後、しばらくするとカナブンが集まってきました。強敵がいなくなるのを待っていたようです。
瑠璃(るり)色のラインが美しいルリタテハ。カブトムシやカナブンと一緒に樹液にいることもあります。餌場争いでは翅をパタッパタッと広げて威嚇します。
ミスジチョウの仲間の中で最も大きいオオミスジ。幼虫の食草はウメやアンズです。公園にたくさんあるので、オオミスジが暮らしやすい場所のようですね。
6月30日から7月1日にかけて降った雨の影響で、あづみの学校の屋外水槽に引き入れている河川水が激しく濁りました。今の時期、水温を下げるために河川水補給は欠かせません。今日まで4日連続の補給停止と気温の上昇の影響で屋外水槽の水温は20℃を超え、信州サーモンやニジマスの水槽は23.5℃まで上がりました。15℃位にしたいのですが、ほぼ熱帯魚が飼える水温です。
ヤマメの水槽は木陰になる部分が多いので、19℃台を維持しています。
ウグイの水槽は21℃台。高地から平地まで幅広く生息するので水温変化には強いのですが、今日の餌食いは悪かったようです。明日こそは濁りが無くなって、魚たちが弱ってしまう前に補給を再開したいですね。
変わってこちらはマルメタピオカガエル。一昨日しっぽが短くなり始めてから2日。今日はこんなにも縮んでいました。ほぼ成体の体になりつつあります。
顔のエラは張っていますが、中にある鰓は退化しているようです。すでに肺呼吸をしているかもしれません。カエル展でお客様に見てもらえませんでしたが、貴重な変態の様子を画像で楽しんでくださいね。
池南側園路沿いのネムノキ。少し前に咲き始めたばかりですが、すでに見頃になっています。緑の葉に重なるようにピンクの花が咲いています。
ブラシのような花はほとんどが雄しべです。雄しべよりも少し長く出ているのが雌しべです。日中は花が萎むので、午前中か夕方が見頃になりますよ。
園内ではガクアジサイも見頃です。木によっても異なりますが、こちらはしっかりとした大きな花序が特徴です。中央の花が咲くと虫たちも集まります。
装飾花(萼)の赤いガクアジサイも咲いています。日当たりの悪い場所では全体的に白っぽい花もあります。いろいろ見比べてくださいね。
アジサイに似たノリウツギも徐々に見頃になってきました。白い円錐花序が特徴なので、アジサイとも区別がつきます。7月に咲く花も見てくださいね。
今朝は晴れ間が広がりました。池の北側にある花壇では、コスモスを植える準備が始まりました。種を蒔く前に耕運機で土を耕していきますよ。
今週は1度目の作業。7月下旬に種を蒔く前に、もう1度耕します。今年のコスモスの見頃は、10月上旬頃を予定しています。
昨日は半夏生(はんげしょう)でした。この頃までに田植えを終わらせる目安とされていたそうです。そんな時期に咲くのが、その名もハンゲショウです。
花が咲く頃に、花に近い葉の半分ほどが白くなり、花が終わると緑に戻ります。以前は池の縁にたくさんありましたが、現在は数本だけになってしまいました。
そして、カエル展が終わって2日。マルメタピオカガエルのオタマジャクシのしっぽが短くなっていました。明日か明後日にはカエルに変態しそうですよ。
休園日の今日は雨のお天気です。理科教室も朝から真っ暗です。屋外水槽の掃除が出来ないので、昨日終了したカエル展の撤去作業を行いましたよ。
アズマヒキガエルやカジカガエル、トノサマガエルなどの日本のカエルたちは、隣の展示室に戻しました。元居た場所なので落ち着くかもしれません。
ヤマアカガエルのオタマジャクシや変態した小さなカエルは、採集した公園の池に戻しました。少し大きくなったら池を離れて、林や森の中で暮らします。
熱帯のカエルたちは裏方に移動して、プラケースで飼育します。また次にお披露目されるまで静かに過ごしますよ。
夕方までに半分以上が撤去、移動されました。残りのカエルとカエルグッズも明日以降撤去します。次の夏休みの特別展示まで、また少しお待ちくださいね。
あづみの学校理科教室の特別展示『あめあめふれふれカエル展』は、今日で終了です。最終日を素敵な鳴き声で飾ってくれたのはモリアオガエルです。
開園直後からお昼頃まで盛んに鳴き続けてくれました。実際にカエルの鳴く姿を間近で見る機会はそう多くはありません。
鳴嚢(めいのう)を大きく膨らませて鳴く姿に、一目見ようと飼育ケースの周りには人だかりができましたよ。モリアオガエルくん、お手柄です。
こちらもジュウジメドクアマガエルが、ガラス越しに最後のご挨拶。みんなとお別れするのが寂しいようです。「またね」と手を出してくれました。
前足が出ている状態でやって来た、マルメタピオカガエルのオタマジャクシ。すぐにカエルにならずに、2週間もオタマジャクシの姿を見せてくれました。
オタマジャクシで展示していたヤマアカガエル。オタマジャクシから手足が出て、尾が短くなる変態の様子を観察することが出来ました。明日の休園日には生まれた池に戻ります。
6月の1か月間、カエル展を楽しんでいただき有難うございました。ケロケロ!
昨日1日降った雨も上がり、今日は梅雨の晴れ間です。段々花畑で見頃になっているウスゲヤナギランの間には、黄色いクサレダマが咲き始めています。
長い提灯をぶら下げたような形はヤマホタルブクロです。名前の由来は「昔、子供が花の中にホタルを入れて遊んだ」「かつては提灯を火垂ると呼んだ」など諸説あるようですよ。花の中にホタルを入れるのは難しそうですね。
花色は白っぽい薄紫色から紅紫色まで様々です。池の縁では真っ白なヤマホタルブクロも見られます。散策しながら探してみましょう。
トラマルハナバチが蜜や花粉を求めて、花を出たり入ったりしています。名付けた人が最初にこれを見たら〝トラマルハナバチブクロ〟になっていたかも?
オカトラノオの近くに伸びてきたのはクサフジです。他の植物に覆いかぶさるように成長します。きれいなお花なので、少し大目に見てあげましょう。
あづみの学校多目的ホールで開催中の『ちびっ子あそび広場✚(プラス)』は、あさって30日で終了です。土日の2日間を残すのみとなりましたよ。
〝ジャンボジェンガ〟や〝ジャンボ紙相撲〟は、角が潰れたり土俵がへこんだり。これも子供たちがたくさん遊んでくれたおかげですね。
理科教室の特別展示『あめあめふれふれカエル展』も、あと2日で終了です。とっても珍しい黒いアマガエルは、アジサイの花の中でのんびり過ごしています。
アメリカ合衆国南東部に生息するホエアマガエル。犬のような声で鳴くのが名前の由来ですが、今まで「グゥオッ!」という声しか聴いたことがありません。
ツノガエルのちびっ子トリオ。写真上のクランウェルツノガエルのマスカットとアルビノ(ライムグリーン)は展示開始よりも少し大きくなりましたよ。写真下のアマゾンツノガエルも、これから頑張って大きくなってね。