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ペチュニアの蜜を吸っているのはキアゲハ。じっとすることなく翅をせわしなく動かしながら吸蜜し、花から花へと移動します。体ごと花に突っ込んでいる姿が一生懸命で可愛いですね。
アカハナカミキリはノリウツギの花にいました。ハナカミキリの仲間の中でも最も普通に見られ、園路を歩いていると、ゆっくり飛んでいる姿を良く見かけます。
池周辺や段々花畑では、キリギリスの鳴き声が聞こえてきます。草むらの中にいるのでなかなか見つかりませんが、「ギー、チョン」の声を頼りに辛抱強く見ていると現れることがありますよ。
カマキリは卵から孵化した幼虫が脱皮を繰り返しながら成虫へと変態します。蛹の時期が無いので不完全変態と呼ばれます。成虫直前の大きな幼虫は、翅はまだ生えていませんでした。
ヒマワリのお花でデートしていたのはモンキチョウのカップルです。ヒマワリの黄色とモンキチョウの黄色が見事にマッチ。ヒマワリデートは大成功のようですね。
里山文化ゾーンではジニア(百日草)の花が見頃になっています。ジニアの花畑は2か所に分かれています。まずは堀金口付近。園路の東側にジニアの花畑が続きます。
最初細長い花畑は少し進むと広い花畑になります。園路の下の方にあるので、近くまで降りてみてくださいね。こちらだけ見るなら、第5駐車場にお車を停めると便利ですよ。
園路沿いにはシモツケやフサフジウツギ(ブッドレア)も見頃になっています。さらにノリウツギも、もうすぐ色づきそうです。ジニアとの共演も楽しめそうですね。
もう1か所は棚田エリアの下段。大きな花畑が4面続きます。面積は堀金口付近よりも断然広くなっています。この場所は堀金口と岩原口のちょうど中間になります。岩原口から入る時は第2駐車場に駐車すると便利です。
同じ棚田エリアにはヒマワリ畑もあります。現在一部で咲き始めたばかり。まだまだこれからです。ヒマワリ迷路を含め、見頃は8月上旬から中旬頃になりそうです。
あづみの学校理科教室の特別展示『かわいいメダカと金魚ちゃん』から、今日は背びれが無い金魚をご紹介。まずは蘭鋳(ランチュウ)です。金魚の王様と呼ばれ、卵型の体型が特徴です。
蘭鋳と東錦(アズマニシキ)の交配で生まれた江戸錦(エドニシキ)。モザイク透明鱗(とうめいりん)は東錦から受け継ぎました。浅葱色(あさぎいろ=薄い藍色)が涼しげです。
桜錦(サクラニシキ)は春の桜金魚展でもお馴染みですね。蘭鋳と江戸錦の交配で作出されました。紅白のモザイク透明鱗が人気となり、他の品種でも桜色が作られるきっかけとなった金魚です。
鼻孔褶(びこうしゅう)が大きく発達し、花のように見えることから名付けられた花房(ハナフサ)。房の左右の大きさが均等で、なおかつ大きなものが良魚とされています。
蘭鋳と青文魚(セイブンギョ)の交配で作られた青秋錦(あおしゅうきん)。青文魚の青味がかった銀色の体色と長い尾びれを受け継ぎました。いぶし銀の輝きですね。
背びれが無い金魚は泳ぎ方がゆっくりです。和金のように早く泳ぐ品種とは同居できません。同じ体型だけで混泳させるのが、金魚飼育の基本ですよ。
月曜日の今日は休園日ではありません。夏休み期間は月曜日も開園していますよ。なのでいつも休園日に掃除している屋外水槽は、開園前に作業をします。掃除が終わった8時半頃の様子です。
2時間ほどかけて擦るので飼育水は濁ってしまいます。ニジマスや信州サーモンたちには、しばらく我慢してもらいますよ。循環濾過と河川水のかけ流しで徐々に濁りが取れていきます。
掃除終了からさらに2時間ほどですっかりきれいになりました。元の状態に戻ってお魚たちも一安心。ちょうど曇っている時に撮影すると、みんなガラス際にいましたが・・・
日差しが戻った瞬間、日陰や底の方に移動していきました。水温は15℃ほど。陸上と同じように日が当たると体感温度も上がります。低い水温を好むニジマスたちも夏の日差しは厳しいようです。
厳しい暑さはまだまだ続くようです。外遊びで体が熱くなったら、冷房の効いたあづみの学校で涼んでくださいね。お魚を眺めてクールダウンしましょう。
あづみの学校理科教室の特別展示『かわいいメダカと金魚ちゃん』から、出目金をご紹介。まずはお馴染みの黒出目金。写真の個体は腹部が赤いですが通常は全身真っ黒。金魚すくいでは人気者です。
黒出目金よりもマイナーなイメージの赤出目金。実は琉金の突然変異として最初に誕生したのが赤出目金なのです。出目金の目の出方には個体差があり、左右の大きさが異なる個体もいますよ。
赤・白・黒・のモザイク透明鱗を持つ三色出目金。昔は浅葱色(あさぎいろ=薄い藍色)が良く出てましたが、現在は色合いも様々です。東錦やキャリコ琉金など、同じ体色を持つ品種を作出するための元の金魚になっています。
まだまだ見かけることの少ない、紅白のモザイク透明鱗を持つ桜出目金。三色出目に混じって出現するものの他に、最近は丸い体型にショートテールの中国産の桜出目金が流通しています。
メラニン色素が欠如しているアルビノ出目金は赤い目が特徴。視力が無いないようで、目の前の餌にも気づきません。なので他の金魚とは一緒に飼えないのです。ちょっと手間のかかる出目金ですね。
本日より、あづみの学校の廊下では『あづみの公園昆虫写真展』を開催します。公園で撮影した昆虫の写真41点を展示しています。毎年同じ写真ですが、子供たちは一生懸命見てくれるのです。
こちらは10年前の写真。クヌギの木にカブトムシやカナブン、オオスズメバチ、オオムラサキが集まっています。今この木には虫たちが集まらなくなりました。樹液を出すピークがあるようです。
ハルニレの木に集まるカブトムシ。それも大物ばかりです。一見樹液を出ていないように見えますが、虫たちにはわかるようですね。樹液で濡れていても虫が来ないこともありますよ。
危険生物のオオスズメバチ。公園にも姿を現します。餌を食べたり巣材を運んだりしているようです。近くにいると怖いスズメバチも、写真だと間近で観察出来ますね。
長野県の子供たちも今日から夏休み。公園で見つけた昆虫と見比べてくださいね。因みに公園では昆虫採集はできますが、持ち帰ることはできません。観察したら元の場所に戻してくださいね。
あづみの学校の理科教室では7月22日より、夏休み特別展示『かわいいメダカと金魚ちゃん』を開催します。日本のメダカと世界のメダカ、夏の風物詩の金魚を展示します。
〝変わりメダカ〟は、日本のメダカを品種改良したものです。メダカは小さい容器で手軽に飼育できるため、近年愛好家が増えています。毎年新しい品種も次々と誕生していますよ。
世界のメダカは卵を産んで繁殖する卵生メダカの仲間や、お馴染みのグッピーやプラティなど直接稚魚を産む卵胎生メダカの仲間を展示。鮮やかな体色が人気の熱帯魚たちです。
常設の金魚に加え、春の特別展示の桜金魚、へんてこなお顔の金魚たちもいますよ。展示期間は8月20日まで。お家でも飼いたくなるメダカと金魚。夏休みに家族みんなで見に来てくださいね。
夕方ヤナギの木にとまっていたのはシロスジカミキリです。背中にある黄色い模様が死ぬと白くなることが名前の由来です。生きている時に〝キスジカミキリ〟と名付けてもらいたかったですね。
黒い大きな複眼と巨大な顎が 〝THE昆虫〟と言う顔をしています。夏になると時々見かけますが、ペアで見たのは初めてです。体長は45㎜~60㎜。メスの方が大きくなります。
実はちょうど産卵をしている所でした。メスは木の幹に顎で穴を開け、そこに卵を産み付けます。産卵していたのはヤナギの木。クヌギやコナラなどにも好んで産卵するようです。
卵から孵化した幼虫は木を食べながら奥へと進みトンネルが出来ます。幼虫は幹の中にいるので見えませんが、穴から木くずがボロボロと落ちてきますよ。
木の根元には大量の木くずが溜まります。毎年同じ木に産卵の跡があるので、条件の良い木があるようですね。でもたくさん穴が開きすぎて木が倒れないか心配になりますよ。
先日の早朝、地面の上で仰向けにもがいていたエゾゼミの蛹を見つけました。お客様に見ていただこうと理科教室の昆虫展示に入れた所、開園時間早々に羽化を始めましたよ。
普通は夕方から夜にかけて行われるセミの羽化。普段見ることのない光景に、お客様も興味津々。緑色の体が出てくるのにも感動です。スマホやカメラで撮影会になりました。
蛹の背中が割れて少しずつ体が現れます。大きく体が出てくると、イナバウアー状態になります。
しばらくしてからエイッと体を起こすのですが、ずっと右側の翅が殻の中に残ったままです。セミは無理やり抜こうと動き回るので、翅がちぎれそうになってしまいました。
結局ピンセットで脱皮殻を剥いて手助けをしました。殻の奥の方で翅の先端が引っ掛かって抜けなかったのです。体が抜けるとすぐに翅に体液が入り伸びるのですが、傷ついていて伸びませんでした。
翌日には体色も変わり翅も硬くなりました。このまま放しても飛べずにアリの餌になります。自然界でも羽化に失敗することは少なくないのです。短い寿命が終わるまで飼育ケースで飼育しますよ。
展望テラスの2階から見下ろした〝サンパチェンスの水上花壇〟。設置から10日余り経ちました。
株も大きく成長し花数も増えています。鮮やかになってきましたね。
夏の強い日差しや暑さに強いサンパチェンスですが、水切れに弱いので定期的に噴水で水やりをします。
仲良しのカルガモのペアも、サンパチェンスがお気に入りのようです。去年は池の中に大きな卵が落ちていました。サンパチェンスのコンテナの中で産んだようですよ。
屋外は猛暑で大変ですが、綺麗なサンパチェンスを見て癒されてくださいね。