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今日は朝から久しぶりに雲一つない青空。貴重な梅雨の晴れ間になりました。青空と木々の緑が目に鮮やかです。日中は気温も上がり、夏の陽気になりました。
標高2,857mの北アルプス常念岳。山頂付近の残雪も、いつの間にかほとんどなくなっていました。
先週は水辺の休憩所前の〝じゃぶじゃぶ池〟を清掃しました。とってもきれいになりましたよ。じゃぶじゃぶ池の利用は、7月の夏イベントの時期からになります。もう少しお待ちくださいね。
穂高口前、見晴らしの丘のキンギョソウは、見頃のピークを過ぎて花数も少なくなっています。それでも青空を背景に、カラフルな金魚たちが丘の上を元気に泳いでいますよ。
北の方角に見えるのは、大町市から白馬村、小谷村にかけての北アルプスの山並み。雪の多い白馬周辺でも尾根の雪は減っているようです。
明日の日曜日も晴れの予報です。厳しい暑さになりそうです。帽子や水分補給など、熱中症対策を十分にして遊びに来てくださいね。
オーストラリア在住の〝しろちゃん〟。実は去年もオーストラリアから「カエル展」を見に来てくれています。1年前の6月17日にも、あづみのブログに登場しましたよ。カエル展もグローバルです。
6歳のしろちゃんはカエルが大好きなカエラーです。せっかくオーストラリアから来てくれたので、いろんなカエルと触れ合いました。ジュウジメドクアマガエルは初めましてです。
去年来てくれた時もアズマヒキガエルを触りましたよ。大きなカエルでも全然平気です。最初は比較的おとなしいメスを持ちました。ずっしりとした感触がカエル好きにはたまりません。
黄土色をしているのはオス。メスよりもオスは神経質です。いつもは触られるのを嫌がるのですが、カエル好きが伝わったのか、ずっとおとなしくしていましたよ。
ベルツノガエルは歯があるので、大きな個体に噛みつかれると出血します。ちびっ子でもお腹が減っているとガブリと飛びつきます。嚙まれないようにやさしく手に乗せたしろちゃんなのでした。
穂高口前、見晴らしの丘のキンギョソウ。鮮やかな色合いのお花が、どんよりとした風景に浮かび上がります。晴れているとさらに綺麗ですが、曇りや雨の日でも見応えがありますよ。
キンギョソウは下から上へと花が咲いていきます。一番手前の赤い花は下の方が終わり、上の方を少し残して咲いています。ややピーク過ぎですが、6月いっぱいは楽しめそうです。
早朝から草取り作業を行っているのは〝草取り戦隊 シルバーズ〟の皆さんです。雨上がりの地面に膝をついての作業は、びしょびしょ、泥々になります。梅雨時期の作業も大変なのです。
草取の後はこのようにきれいになります。でも作業は始まったばかり。雨の合間を縫って、見晴らしの丘全体の草取り作業が続きますよ。
そしてこちらは野の休憩所北側にある花壇。いつの間にかコリウスが植わっていました。もちろんシルバーズの皆さんの作業です。8品種のコリウスの成長が楽しみですね。
段々花畑で開花が進んでいるのはウスゲヤナギラン。蘭ではなくアカバナ科に分類されます。ヤナギランは英名がfireweed。北米では、山火事の後に真っ先に群生するのが名前の由来だそうです。
150㎝ほどに成長するヤナギランに対し、60㎝ほどにしかならないアカバナユウゲショウ。こちらもアカバナ科に分類されますが、花の大きさは2㎝ほど。見過ごしてしまいますよ。
大きいものは2m近くにまで成長するオニシモツケ。公園では1mほどにしかなりません。白い小さな花が集まった散房花序は全部咲いても綺麗ですが、蕾と並んでいる様子も可愛らしいのです。
特徴のある花の形をしているヤマオダマキ。苧環(おだまき)は、紡いだ糸を巻く道具の名前です。萼と距の部分がクリーム色の、キバナノヤマオダマキも一緒に咲きますよ。
キリンソウは山地の岩場を好んで生育します。段々花畑では地面に植えられていますが、少し遅れて咲く花畑西側にあるベンチの裏側では、本来の姿のように岩組の間から生育します。
今日は段々花畑でアサギマダラを見つけましたよ。翅を広げると10㎝ほどになる大型の蝶で、本州から南西諸島や台湾にまで、長くて2,000km以上も移動することが知られています。
この時期のアサギマダラは南から北へと移動します。なので九州や沖縄方面から飛んできたことになります。秋には逆に北から南へと渡りますよ。遠い距離をご苦労様です。
マダラチョウの仲間で、翅の半透明の部分が薄い藍色の「浅葱色(あさぎいろ)」をしているのが名前の由来になっています。曇っている時の方が浅葱色が良くわかります。
良く見ると右の前翅に穴が開いていました。長距離を渡るために丈夫な翅をしているので、あまり傷んでいるのを見たことがないのですが、長旅の途中で怪我をしたのかもしれませんね。
とまっていたのはフジバカマです。秋に花が咲くころに蜜を求めてやって来ます。花が咲いていなくても大好きな草がわかるようですよ。まだ旅の途中?公園でゆっくり休んでいってね。
「ごはんちょうだい!」と大きな口を開けているのはキセキレイのヒナです。今月の6日頃に孵化したようです。ふわふわの羽毛と大きな目が可愛いですね。歌を歌っているようにも見えますよ。
巣があるのは、あづみの学校の職員通用口のすぐ右上です。外壁の隙間に巣があります。去年はこの場所の正面に巣をかけてヒナが生まれましたが、アオダイショウに襲われてしまったのです。
先月からこの場所に出入りしていたキセキレイの親鳥。しばらくするとメスがずっと巣の上にいるので産卵したことがわかりました。
今月3日、留守を見計らって覗くと6個の卵がありましたよ。
ヒナが生まれてから親鳥は頻繁に餌を運びます。胸の部分が黒いのはオスです。卵はメスが温めていましたが、餌を運ぶのはオスが多いように思われます。口には捕らえた虫をくわえています。
そして10日に撮影した写真。一回り大きくなって目も少し開いています。翼の部分には硬い羽も生えてきたようです。今年はアオダイショウに襲われることなく、無事巣立ってほしいですね。
あづみの学校理科教室の特別展示『あめあめふれふれ カエル展』。モリアオガエルの卵塊から、たくさんのオタマジャクシが出てきましたよ。その数、200匹以上はいるようです。
オタマジャクシが出た後の卵塊。中がぽっかりと開いています。出る瞬間を見たかったのですが、昨日の夜の間に出たようです。
そして今日は、お隣にある卵塊からオタマジャクシが落ち始めました。今月4日に産卵したものです。卵塊の下の方が柔らかくなって、オタマジャクシがモゾモゾ動くたびに下の方へ移動します。
落ちる瞬間がこちら。この後ポトッと落下したのですが・・・
真下に木の枝がありくっついてしまいました。でもオタマジャクシはあきらめませんよ。何度もくねくね動いて再びポトッと落下しました。今度はちゃんと水の中です。今日は見学のお客様も、オタマジャクシが水に落ちる瞬間を見ることが出来ました。貴重な瞬間ですね。
昨日のブログを見てカエル展に来てくれたのは、いつもお馴染みの〝ちーたん〟です。卵塊の中のモリアオガエルのオタマジャクシが見たかったのです。モゾモゾ動くオタマジャクシに感動です。
昨日よりも下の方に集まっている感じでしたが、卵塊が少し乾燥気味だったので霧吹きをしました。すると、ピョコピョコっと1匹だけ落ちてきましたよ。順調に出てくると良いですね。
こちらはヤマアカガエルのオタマジャクシです。公園の段々池で採集したものを展示しています。後ろ足が出ている状態までは餌を食べています。
前足が出てくると顔付きも変わってきます。餌も食べなくなり徐々に尾も短くなります。体の機能も鰓呼吸から肺呼吸へと変わっていくのです。
尾が完全に吸収されてカエルの形になりました。変態が無事終わり上陸です。これからは小さな羽虫などを食べて成長します。変態直後は飼育が難しいので、また池に戻してあげますよ。
飼育ケースのガラスにくっついているのはモリアオガエルの卵塊です。モリアオガエルは水辺に張り出した樹木の葉に産卵します。今はちょうどモリアオガエルの産卵期にあたります。
今月3日の夜に産卵したモリアオガエル。産卵は主に夜間行われるので、見ることはできませんでした。産卵から5日目の昨日、卵塊の中でオタマジャクシが動いているのが見えました。
今日は昨日よりも黒くなっているのがわかります。卵塊が柔らかくなると、オタマジャクシは水の中に落ちていきます。明日になれば落ちる様子が見られるかもしれませんよ。
飼育ケースには他にも2つの卵塊があります。それぞれ1日ずつずれて産卵しているので、オタマジャクシが出てくる様子もしばらく観察できそうです。
こちらは抱接中のペア。大きい方がメス、背中に乗っているのがオスです。今夜にも産卵しそうです。あづみの学校理科教室の特別展示『あめあめふれふれ カエル展』で見てくださいね。
今朝の段々原っぱ。昨日までは伸びた芝とシロツメクサ(クローバー)が茂っていましたが、すっかり綺麗に刈り取られていました。これなら走り回っても足を取られることはありません。
乗用の芝刈り機では刈り取ることのできない端の方は、人力で刈っていきます。これから気温が高くなると炎天下での作業は大変です。なるべく早朝やこまめに休みながらの作業になりますよ。
そして6月のお花。先月から咲いているのはバイカウツギです。梅の花の形に似ています。野の休憩所北側の東屋前にたくさんあったのですが、剪定で少ししか残っていませんでした。残念。
6月に入って咲き始めたのはホザキシモツケ。縦長の花序が特徴です。濃いピンクの花や薄いピンクの花など、花色が少しずつ異なります。野の休憩所周辺で見ることが出来ます。
ホザキシモツケの花を扁平にしたのがシモツケです。ヤブキリの幼生が乗っていました。夏に一旦花の勢いは衰えますが、秋になると再び咲き始めて長く楽しむことが出来ますよ。