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花に集まる虫たち

堀金・穂高地区
2023年6月7日

ノイバラにやって来たのはシロテンハナムグリです。最近になって一気に現れ始めました。ノイバラは香りが良く香水にも使われています。虫たちもお洒落を楽しみたいのでしょうか?

ヤマウコギにはたくさんのハナムグリたちが集まっています。小さいのはコアオハナムグリで、大きい方はアオハナムグリです。独特の強い香りが虫たちを集めるようです。

アゲハチョウと言えばキアゲハやクロアゲハなどを思い浮かべますが、こちらもアゲハチョウの仲間のウスバシロチョウです。ウスバアゲハの名前で出ている図鑑や文献もあります。

家具の艶出しに使われるイボタ蝋を分泌するイボタロウムシが樹皮に寄生することから名付けられたイボタノキ。その可愛らしい花にやって来たのはミドリヒョウモン。艶出し効果を狙ってる?

ウツギの蜜を吸っているイチモンジチョウ。花や樹液の他、動物の糞尿にも集まるそうです。糞尿にとまった後だと、ちょっと嫌ですね。きれいなお花が優先でお願いしますよ。

 

オオルリシジミ残り僅か

堀金・穂高地区
2023年6月6日

段々池周辺に出現しているオオルリシジミ。5月上旬に現れ始めてから1ヶ月ほどになりました。2日前に4頭確認しましたが、今朝は2頭だけ見ることが出来ました。

見つけられないのを合わせても、残っているのは5頭ほどだと思われます。こちらの個体は左の翅がボロボロです。今朝は曇っていたので翅を広げて体温を上げているようです。

もう1頭は翅は欠けていませんが、色は少しは褪せていました。クララの葉の上で休息中です。

クララの花。本来なら幼虫の食草になるのですが、卵のうちに寄生蜂にやられていることが多く、幼虫の姿を見つけるのは難しいようです。里山文化ゾーンの保護区で無事育つのを期待しましょう。

オオルリシジミが終わりに近づくと、池周辺ではウツボグサが咲き始めますよ。周囲の草花からもオオルリシジミの生活史が読み取れますね。また来年の5月にオオルリシジミを見に来てくださいね。

 

サヨナラ鯉のぼり

堀金・穂高地区
2023年6月5日

休園日の今日は、段々花畑の鯉のぼりが撤去されました。11時頃に見に行くと、すでに残りはワイヤー2本分になっていました。高所作業車でアカマツに取り付けられているワイヤーを外します。

ワイヤーが少しずつ降ろされます。設置から2か月余り楽しませてくれた鯉のぼりが下りていくのは、なんだか寂しい気がします。設置するのは大変ですが、撤去はあっという間です。

期間中は子供たちや家族みんなで、鯉のぼりと一緒にたくさん写真を撮っていただきました。降ろされた鯉のぼりたちは、また来年の春までしばらくお休みになりますよ。ご苦労様でした。

鯉のぼりが撤去された段々花畑には、1株のウスゲヤナギランが咲いていました。梅雨に時期に入ると本格的に咲き始めます。初夏の山野草も楽しみにしてくださいね。

そして段々池周辺では草刈り作業が行われました。オオルリシジミの数も少なくなり、クララを植えている柵の中の草を残して刈り取りました。オオルリシジミもそろそろ終わりになりそうです。

 

おたまvsかえる

堀金・穂高地区
2023年6月4日

特別展示『あめあめふれふれ カエル展』に来てくれたのは、お馴染みの〝おたまくん〟です。お家から持ってきた〝かえるのピクルス〟と、カエルの被り物で気合十分です。

お気に入りはアズマヒキガエルです。カエル展限定の缶バッジでもヒキガエルが欲しかったのですが、アルビノのクランウェルツノガエルが出てしまいました。なので本物で我慢しますよ。

鮮やかな青色は、去年も展示していたニホンアマガエルの色彩変異個体。偶然ガラスをのぼっている所に遭遇。じっと見つめるおたまくんの服についているベルツノガエルのワッペンも気になります。

本物のベルツノガエルも間近で見せてもらいました。まだカエルに変態したばかりの小さな個体を優しくタッチ。でも気を付けないと、小さくても指にパックっと噛みつくのです。

ひとしきりカエル展を見学した後は『ちびっ子あそび広場+』でエンジョイ。ボールプールは5年ぶりの復活です。おたまくんはボールプール初体験?すぐに虜になりましたよ。

最後は見晴らしの丘まで行ったのですが、直前で熟睡してしまいました。キンギョソウに囲まれて気持ちよさそうに眠る姿にほっこり。大好きなカエルたちの夢でも見ているのかもしれないですね。

 

雨上がりのカエル展

堀金・穂高地区
2023年6月3日

雨上がりの今日、自分の〝かえるのピクルス〟を持って『あめあめふれふれ カエル展』を見に来てくれたのは、お馴染みの〝ちーたん〟です。ズラリと並んだ色んなピクルスに感激のポーズ。

今回初登場のジュウジメドクアマガエルは、早くもお気に入りになりました。ちーたんが一番好きなアカメアマガエルはいつも目を閉じていますが、こちらは目を開けているので推し変しそう?

アルビノのクランウェルツノガエルを見ながら、鼻をほじっているちーたん。手には同じアルビノクランウェルツノガエルの缶バッジ。カエル展限定のガチャガチャで早速ゲットしましたよ。

こちらが今回の缶バッジ。ジュウジメドクアマガエルやマルメタピオカガエル、モリアオガエルの有紋型、アズマヒキガエルなどがデザインされています。ぜひチャレンジしてくださいね。

そんな缶バッジにもなっているマルメタピオカガエルは、ぐでーんとマイペース。ユーモラスな表情を披露してくれています。湿度も上がってテンションアップしたカエルたちがお待ちしていますよ。

 

6月のお花✿

堀金・穂高地区
2023年6月2日

5月下旬から咲いているのはエゴノキです。ランプの傘のような形が可愛い花ですね。雨が降ると花が落ちるので、今日の強い雨でかなり散ってしまうかもしれません。ちょっと心配です。

最近咲き始めたのはハコネウツギ。咲き始めの花は白く、徐々にピンクから赤へと色が変わります。もう少しすると、矢原沢の小径にはよく似たニシキウツギが咲きます。見比べましょう。

段々花畑に少しだけ咲くテカリダケキリンソウ。高山に生育するので、公園では早めに咲きます。テカリダケキリンソウの花が終わると、キリンソウが咲き始めますよ。

こちらも段々花畑のシラン。一度は草むしりで間違って除去されたのですが、残っていた株から少しずつ増えて復活しました。蘭と言うと難しそうですが、かなり丈夫なようです。

白いモコモコはガマズミです。公園に咲くミヤマガマズミやコバノガマズミに比べても大きい花序で、花数も多く密に咲きます。匂いも強いのでハナムグリなどの昆虫もたくさん集まりますよ。

 

今日から6月

堀金・穂高地区
2023年6月1日

穂高口前、見晴らしの丘のキンギョソウ。丘全体が色づいて見頃が続いています。昨日と今日はお天気も良かったので、青空を背景にキンギョソウも一層鮮やかに見えました。

キンギョソウの間に咲いている大きな花は、オリエンタルポピーです。大きいものは20㎝ほどにもなります。最近は、落ちた種から芽を出した小さな株も増えてきましたよ。

ミルフィーユのように重なったキンギョソウの向こうには、蝶ヶ岳の雪形〝白蝶〟も健在です。翅の中央に胴体の筋が出始めました。大きく離れるまでは蝶々らしい形を維持します。

雪形と同じ時期に出現するオオルリシジミ。6月に入り数も減っているようです。今朝は急いで見たので2頭しか見つけられませんでした。2頭とも翅が擦れて傷んでいました。

段々池から見る北アルプスの尾根の雪も残りわずかです。ここまで減ると寂しいですが、気持ちはグリーンシーズンに切り替えましょう。まずはしっとりと梅雨の時期を迎えましょうね。

 

あめあめふれふれカエル展

堀金・穂高地区
2023年5月31日

あづみの学校理科教室では、6月1日から7月2日まで特別展示『あめあめふれふれ カエル展』を開催します。雨降りが好きなカエルたちに合わせて、毎年梅雨の時期に実施していますよ。

普段から理科教室で展示しているアマガエルなどの日本のカエルたちも、会場の実習室にお引越し。見比べることが出来るので、観察するにはもってこいです。

外国のカエルたちも登場。この日のために裏方で出番を待っていましたよ。見慣れている日本のカエルとは形や色、習性などが異なる様々な種類のカエルをご覧いただけます。

今回初登場は、南米北部に生息する〝ジュウジメドクアマガエル〟です。目に十字の模様があり、外敵に襲われると皮膚から乳白色の毒を出します。強烈な個性は、まさに〝上弦の拾〟?

そしてこちらも人気が高い、カエルグッズの展示です。本物のカエルはもちろん、毎年グッズ展示を楽しみに来てくださるお客様もおられますよ。皆さん、カエル展をぜひ見に来てくださいね。

 

お猿いろいろ

堀金・穂高地区
2023年5月30日

休園日の昨日は1日雨でした。雨が降りしきる中でもお猿さんたちは活動をしています。フェンスの上で「おっとっと・・・」と危なっかしいのは、今年生まれの赤ちゃん猿です。

下ではお母さんがちゃんと待ってくれていました。「だっこして」としがみつきます。背中に乗る時もありますが、自分でお腹にしっかりとつかまって運ばれていきますよ。

橋の欄干の上にもお猿さん。何か秘密でもあるのでしょうか?口を押さえて〝言わざる〟状態です。人のような仕草も愛嬌があります。

こちらは足ふきマットをめくっています。「そろそろ変え時ですよ」と言っているのではありません。下に落ちている食べ物を探しているのです。後のプリプリうんちは、ちょっと困りますよ。

最後はじっとうなだれているお猿さん。何か悲しいことがあったのかな?元気になってくれると良いですね。雨の中、猿それぞれの姿を見せてくれました。

 

オオルリシジミ終盤

堀金・穂高地区
2023年5月29日

田園文化ゾーンの池周辺に出現しているオオルリシジミ。24日には23頭を数えましたが、昨日の朝は12頭と半減していました。オオルリシジミの出現も終盤になっているようです。

見られるのはほとんどがメス。翅が痛んでいるものが目立ちます。以前は5月20日頃から出現し始め、6月上旬頃まで見られましたが温暖化の影響でしょうか、年々出現の時期が早まっています。

これからは数が減っていく一方です。いつまで見られるかわかりませんので、これから見たいという方は、なるべくお早めにお越しください。

オオルリシジミを探しているとクララの穂先にバッタの幼生を見つけました。キリギリスかヤブキリの幼生?場所的にキリギリスだと思うのですが、オオルリシジミに変わって夏の虫が出始めました。

こちらは少し前に紹介したシジュウカラのヒナ。最後に撮影したのは先週の金曜日。そして昨日は巣が空っぽになっていましたよ。土曜日に巣立ったようです。公園に新しいお友達が増えましたね。