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オタマからカエルへ

堀金・穂高地区
2023年6月10日

昨日のブログを見てカエル展に来てくれたのは、いつもお馴染みの〝ちーたん〟です。卵塊の中のモリアオガエルのオタマジャクシが見たかったのです。モゾモゾ動くオタマジャクシに感動です。

昨日よりも下の方に集まっている感じでしたが、卵塊が少し乾燥気味だったので霧吹きをしました。すると、ピョコピョコっと1匹だけ落ちてきましたよ。順調に出てくると良いですね。

こちらはヤマアカガエルのオタマジャクシです。公園の段々池で採集したものを展示しています。後ろ足が出ている状態までは餌を食べています。

前足が出てくると顔付きも変わってきます。餌も食べなくなり徐々に尾も短くなります。体の機能も鰓呼吸から肺呼吸へと変わっていくのです。

尾が完全に吸収されてカエルの形になりました。変態が無事終わり上陸です。これからは小さな羽虫などを食べて成長します。変態直後は飼育が難しいので、また池に戻してあげますよ。

 

モリアオガエルの卵塊

堀金・穂高地区
2023年6月9日

飼育ケースのガラスにくっついているのはモリアオガエルの卵塊です。モリアオガエルは水辺に張り出した樹木の葉に産卵します。今はちょうどモリアオガエルの産卵期にあたります。

今月3日の夜に産卵したモリアオガエル。産卵は主に夜間行われるので、見ることはできませんでした。産卵から5日目の昨日、卵塊の中でオタマジャクシが動いているのが見えました。

今日は昨日よりも黒くなっているのがわかります。卵塊が柔らかくなると、オタマジャクシは水の中に落ちていきます。明日になれば落ちる様子が見られるかもしれませんよ。

飼育ケースには他にも2つの卵塊があります。それぞれ1日ずつずれて産卵しているので、オタマジャクシが出てくる様子もしばらく観察できそうです。

こちらは抱接中のペア。大きい方がメス、背中に乗っているのがオスです。今夜にも産卵しそうです。あづみの学校理科教室の特別展示『あめあめふれふれ カエル展』で見てくださいね。

 

芝刈り✿6月のお花

堀金・穂高地区
2023年6月8日

今朝の段々原っぱ。昨日までは伸びた芝とシロツメクサ(クローバー)が茂っていましたが、すっかり綺麗に刈り取られていました。これなら走り回っても足を取られることはありません。

乗用の芝刈り機では刈り取ることのできない端の方は、人力で刈っていきます。これから気温が高くなると炎天下での作業は大変です。なるべく早朝やこまめに休みながらの作業になりますよ。

そして6月のお花。先月から咲いているのはバイカウツギです。梅の花の形に似ています。野の休憩所北側の東屋前にたくさんあったのですが、剪定で少ししか残っていませんでした。残念。

6月に入って咲き始めたのはホザキシモツケ。縦長の花序が特徴です。濃いピンクの花や薄いピンクの花など、花色が少しずつ異なります。野の休憩所周辺で見ることが出来ます。

ホザキシモツケの花を扁平にしたのがシモツケです。ヤブキリの幼生が乗っていました。夏に一旦花の勢いは衰えますが、秋になると再び咲き始めて長く楽しむことが出来ますよ。

 

花に集まる虫たち

堀金・穂高地区
2023年6月7日

ノイバラにやって来たのはシロテンハナムグリです。最近になって一気に現れ始めました。ノイバラは香りが良く香水にも使われています。虫たちもお洒落を楽しみたいのでしょうか?

ヤマウコギにはたくさんのハナムグリたちが集まっています。小さいのはコアオハナムグリで、大きい方はアオハナムグリです。独特の強い香りが虫たちを集めるようです。

アゲハチョウと言えばキアゲハやクロアゲハなどを思い浮かべますが、こちらもアゲハチョウの仲間のウスバシロチョウです。ウスバアゲハの名前で出ている図鑑や文献もあります。

家具の艶出しに使われるイボタ蝋を分泌するイボタロウムシが樹皮に寄生することから名付けられたイボタノキ。その可愛らしい花にやって来たのはミドリヒョウモン。艶出し効果を狙ってる?

ウツギの蜜を吸っているイチモンジチョウ。花や樹液の他、動物の糞尿にも集まるそうです。糞尿にとまった後だと、ちょっと嫌ですね。きれいなお花が優先でお願いしますよ。

 

オオルリシジミ残り僅か

堀金・穂高地区
2023年6月6日

段々池周辺に出現しているオオルリシジミ。5月上旬に現れ始めてから1ヶ月ほどになりました。2日前に4頭確認しましたが、今朝は2頭だけ見ることが出来ました。

見つけられないのを合わせても、残っているのは5頭ほどだと思われます。こちらの個体は左の翅がボロボロです。今朝は曇っていたので翅を広げて体温を上げているようです。

もう1頭は翅は欠けていませんが、色は少しは褪せていました。クララの葉の上で休息中です。

クララの花。本来なら幼虫の食草になるのですが、卵のうちに寄生蜂にやられていることが多く、幼虫の姿を見つけるのは難しいようです。里山文化ゾーンの保護区で無事育つのを期待しましょう。

オオルリシジミが終わりに近づくと、池周辺ではウツボグサが咲き始めますよ。周囲の草花からもオオルリシジミの生活史が読み取れますね。また来年の5月にオオルリシジミを見に来てくださいね。

 

サヨナラ鯉のぼり

堀金・穂高地区
2023年6月5日

休園日の今日は、段々花畑の鯉のぼりが撤去されました。11時頃に見に行くと、すでに残りはワイヤー2本分になっていました。高所作業車でアカマツに取り付けられているワイヤーを外します。

ワイヤーが少しずつ降ろされます。設置から2か月余り楽しませてくれた鯉のぼりが下りていくのは、なんだか寂しい気がします。設置するのは大変ですが、撤去はあっという間です。

期間中は子供たちや家族みんなで、鯉のぼりと一緒にたくさん写真を撮っていただきました。降ろされた鯉のぼりたちは、また来年の春までしばらくお休みになりますよ。ご苦労様でした。

鯉のぼりが撤去された段々花畑には、1株のウスゲヤナギランが咲いていました。梅雨に時期に入ると本格的に咲き始めます。初夏の山野草も楽しみにしてくださいね。

そして段々池周辺では草刈り作業が行われました。オオルリシジミの数も少なくなり、クララを植えている柵の中の草を残して刈り取りました。オオルリシジミもそろそろ終わりになりそうです。

 

おたまvsかえる

堀金・穂高地区
2023年6月4日

特別展示『あめあめふれふれ カエル展』に来てくれたのは、お馴染みの〝おたまくん〟です。お家から持ってきた〝かえるのピクルス〟と、カエルの被り物で気合十分です。

お気に入りはアズマヒキガエルです。カエル展限定の缶バッジでもヒキガエルが欲しかったのですが、アルビノのクランウェルツノガエルが出てしまいました。なので本物で我慢しますよ。

鮮やかな青色は、去年も展示していたニホンアマガエルの色彩変異個体。偶然ガラスをのぼっている所に遭遇。じっと見つめるおたまくんの服についているベルツノガエルのワッペンも気になります。

本物のベルツノガエルも間近で見せてもらいました。まだカエルに変態したばかりの小さな個体を優しくタッチ。でも気を付けないと、小さくても指にパックっと噛みつくのです。

ひとしきりカエル展を見学した後は『ちびっ子あそび広場+』でエンジョイ。ボールプールは5年ぶりの復活です。おたまくんはボールプール初体験?すぐに虜になりましたよ。

最後は見晴らしの丘まで行ったのですが、直前で熟睡してしまいました。キンギョソウに囲まれて気持ちよさそうに眠る姿にほっこり。大好きなカエルたちの夢でも見ているのかもしれないですね。

 

雨上がりのカエル展

堀金・穂高地区
2023年6月3日

雨上がりの今日、自分の〝かえるのピクルス〟を持って『あめあめふれふれ カエル展』を見に来てくれたのは、お馴染みの〝ちーたん〟です。ズラリと並んだ色んなピクルスに感激のポーズ。

今回初登場のジュウジメドクアマガエルは、早くもお気に入りになりました。ちーたんが一番好きなアカメアマガエルはいつも目を閉じていますが、こちらは目を開けているので推し変しそう?

アルビノのクランウェルツノガエルを見ながら、鼻をほじっているちーたん。手には同じアルビノクランウェルツノガエルの缶バッジ。カエル展限定のガチャガチャで早速ゲットしましたよ。

こちらが今回の缶バッジ。ジュウジメドクアマガエルやマルメタピオカガエル、モリアオガエルの有紋型、アズマヒキガエルなどがデザインされています。ぜひチャレンジしてくださいね。

そんな缶バッジにもなっているマルメタピオカガエルは、ぐでーんとマイペース。ユーモラスな表情を披露してくれています。湿度も上がってテンションアップしたカエルたちがお待ちしていますよ。

 

6月のお花✿

堀金・穂高地区
2023年6月2日

5月下旬から咲いているのはエゴノキです。ランプの傘のような形が可愛い花ですね。雨が降ると花が落ちるので、今日の強い雨でかなり散ってしまうかもしれません。ちょっと心配です。

最近咲き始めたのはハコネウツギ。咲き始めの花は白く、徐々にピンクから赤へと色が変わります。もう少しすると、矢原沢の小径にはよく似たニシキウツギが咲きます。見比べましょう。

段々花畑に少しだけ咲くテカリダケキリンソウ。高山に生育するので、公園では早めに咲きます。テカリダケキリンソウの花が終わると、キリンソウが咲き始めますよ。

こちらも段々花畑のシラン。一度は草むしりで間違って除去されたのですが、残っていた株から少しずつ増えて復活しました。蘭と言うと難しそうですが、かなり丈夫なようです。

白いモコモコはガマズミです。公園に咲くミヤマガマズミやコバノガマズミに比べても大きい花序で、花数も多く密に咲きます。匂いも強いのでハナムグリなどの昆虫もたくさん集まりますよ。

 

今日から6月

堀金・穂高地区
2023年6月1日

穂高口前、見晴らしの丘のキンギョソウ。丘全体が色づいて見頃が続いています。昨日と今日はお天気も良かったので、青空を背景にキンギョソウも一層鮮やかに見えました。

キンギョソウの間に咲いている大きな花は、オリエンタルポピーです。大きいものは20㎝ほどにもなります。最近は、落ちた種から芽を出した小さな株も増えてきましたよ。

ミルフィーユのように重なったキンギョソウの向こうには、蝶ヶ岳の雪形〝白蝶〟も健在です。翅の中央に胴体の筋が出始めました。大きく離れるまでは蝶々らしい形を維持します。

雪形と同じ時期に出現するオオルリシジミ。6月に入り数も減っているようです。今朝は急いで見たので2頭しか見つけられませんでした。2頭とも翅が擦れて傷んでいました。

段々池から見る北アルプスの尾根の雪も残りわずかです。ここまで減ると寂しいですが、気持ちはグリーンシーズンに切り替えましょう。まずはしっとりと梅雨の時期を迎えましょうね。