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あのギンリョウソウが開花しました!
今年は例年以上に、たくさんの株が確認されています。
かなり独特な形をしていますよね。銀色の龍に似た形をしているので、「銀竜草(ギンリョウソウ)」と呼ばれています。
色も真っ白です。よくみると、少し透けているんです。別名「ユウレイタケ」なんて呼ばれていたりします。白いのには理由がありまして、色素がありません。なので、葉緑体が無い=光合成ができません。
ギンリョウソウは、腐生植物の一種で、根に菌(菌根菌)が共生していて、そこから栄養を得ているんです。キノコのように、湿った土や腐葉土のある所がお好みのようです。園内でも、湿地や落葉樹林、腐った切り株の根元などに多く観られます。
つぼみの中は一つ目のような、雌しべがあります。そのまわりに、一般的なお花と同じく、雄しべが付いています。見れば見るほど、ふしぎちゃんですよね~
まだ芽を出したばかりの株もたくさんあり、これから大きく成長して、だいたい15cm前後になります。
今年は豊作?のようで、順調な生育を見守りたいと思います。
今日は、何かと間違えやすい“アヤメ”をご紹介します。
アヤメは、アヤメ科の多年草で、山野の乾燥した草地に自生しています。
北海道から九州まで、全国で見られる植物ということもあり、この紺色~紫色の花を誰もが見たことがあるのではないでしょうか。アルプスあづみの公園では入口広場周辺で観察することができます。
ハナショウブや、これから紹介するカキツバタを、アヤメと呼ぶことがありますが、正確には別の種類の植物なんです。
また、カキツバタとアヤメのもう一つの大きな違いが育つ環境の違い。
こちらは、カキツバタと同じく湿地を好む“ヒオウギアヤメ”。
漢字で書くと“檜扇菖蒲”と書くこの植物の一番の特徴は、扇のように広がった葉。
“ヒオウギ(檜扇)”と言う、桧の薄板を重ねた扇のような葉の生えかたが特徴的です。
上のアヤメの写真と比べると分かりやすいですね。
4兄弟の最後は、“ヒメシャガ”。
山地の樹林下など、やや乾いた日陰などに自生しています。
他の3つと比べると小ぶりで、草丈は30cm程度ですが、アヤメやカキツバタとは違った魅力があります。
今回紹介した“アヤメ”、“カキツバタ”、“ヒオウギアヤメ”、“ヒメシャガ”は、すべて“アヤメ科”の多年草ですが、
名前や姿形だけでなく、育つ環境すらも違います。
植物もそうですが、普段の生活でも、いつもと違う目線で見てみると、また違った魅力を発見できるかもしれませんね。
昨日に引き続き、肌寒いお天気ですね。園内もあまり変化がなさそうな雰囲気・・・と思いきや、今日も数種類の開花を確認できました!
おたま池ではヒオウギアヤメとカキツバタが咲いています。
ちなみに、よくアヤメとカキツバタが似ていて混同してしまいますが、アヤメは主に、陸地に生えて、カキツバタは主に、湿地に生えます。さらに、アヤメの花の付け根は黄色いので見分けたりします。
ですが、
今日ご紹介した「ヒオウギアヤメ」は湿地に自生し、園内ではおたま池の畔に生えています。しかも花の付け根はちゃんと黄色いです。ややこしいっ!
生き物には絶対コレ、ということがないので、なかなか見分けるのも難しいですね。
一方、
あづみの苑池でもコマクサが咲き続けています♪
チングルマは虫にかじられて、穴だらけでした、、トホホ
小川の水際にはクリンソウが!一株だけ白色もあります。湿地に自生する山野草でして、仏閣の上についている九輪のように花を咲かせるので、クリンソウと呼ばれます。
れき原の周辺では、タニウツギが開花していました。6月くらいに咲くのですが、ちょっと早めの開花。谷地形に生えるので、タニウツギと呼ばれるそうです。
意外と色々な種類のお花が、ちょこちょこ咲いています★
あづみの苑地では、高山植物の女王、コマクサが開花しています!
つぼみが馬(駒-コマ-)の頭に似ていることから、コマクサという名前がついたそうです。
確かに、よく見ると馬面そっくり!
しかも、馬面のつぼみが開花していく様子も面白いんです。
これが馬そっくりなつぼみです。口元はラクダっぽい感じもします。
この先端が、徐々に開いていくんです。
あぁ、馬の口が!
あぁ!どんどん割れていく!
あぁー。パックリ割れて、くるりん。
そして、新たな口が現る。
何だかエイリアンみたいですよね。
でもケマンソウ科特有のハート型がキュート!
コマクサは、高山帯の砂礫地に自生。ハードな環境に自生するタフな植物です。
ですが、山や公園で見つけた時は、触れずに見守ってあげましょう。
昨秋、お客様に作っていただきました、寄植えの花がきれいに咲いています!
パンジーやビオラは成長して花がたくさん咲きました。球根のムスカリも開花しましたよ☆
寄植えづくりは昨年の秋に開催したイベントの一つで、お客様に寄植えを自由に作っていただき、名札を立てて園内に飾らせていただく、というものでした。春に開花する球根も植えたので、そろそろ見に来られる予定の方もいらっしゃったと思います。臨時休園中のため、実物をご覧いただけないのは大変残念ではございますが、写真でご紹介をさせていただきます。
作製いただいた皆様、とても綺麗に咲いていますよ!(^^)*+.
ちょうちょやミツバチがたくさん来て蜜を吸っていたり、カエルやトカゲも花の影から顔を出していたりします。天敵が来ない場所なので、憩いの場にされているのかも。とても平和な気分になります。
球根は見頃過ぎで、パンジーやビオラは気温しだいですが、5月いっぱいは見れるかと。長く咲いていただきたいです!