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雨の日の園内

大町・松川地区
2021年10月12日

きょうの大町・松川地区は久しぶりの雨です。

雨が降ると急に気温も下がり、上着がないと寒かったです。クワガタがいたほどの暑さはどこへやら・・・。

でも、雨の日の写真を撮るのもなかなか楽しかったですよ。

水滴が滴る実や花は映えますね。撮ってて楽しかったです。

この雨と寒さを受け、紅葉もそろそろ本格的に進んでいくでしょうか。

黄金色の大町・松川地区が待ち遠しいですね。

 

ジニアはそろそろ・・・。

大町・松川地区
2021年10月10日

7月ごろより公園を彩っていたジニアも今月いっぱいで終わりになります。

見ごろは過ぎてしまいましたが、「百日草」の名の通り、まだ綺麗に咲いています。
そんなジニアにユニークなお客さんが。
ホシホウジャクでしょうか。長いストローのような口で蜜を吸っています。
ハチドリのようで、おもしろい蛾です。

ジニアが見られるのは今月まで。ぜひ見に来てください。

おまけ:

なんと10月だというのにミヤマクワガタが。
この時期にみられることも驚きですが比較的綺麗な個体だったので驚きです。

暑くて出てきてしまったのでしょうか。

もしかすると紅葉もこの異常な暑さで時期がずれるかもしれませんね。

公園の紅葉状況はこのブログでお伝えします。引き続き、見てくださるとうれしいです。

 

10月9日(土)リフレッシュの森ウォーキング

大町・松川地区
2021年10月9日

毎週土曜日、日曜日は自然サポーターが園内の見どころを案内します!

今回は普段は立ち入ることができないリフレッシュの森エリアへ散策へ行きました。

何か見つけたようです。
菌で死んだであろうミヤマクワガタ。体自体はきれいに残っています。
今年の夏に活動していた個体でしょうか。
綺麗なキノコ。イグチの仲間でしょうか。
園内では採集が禁止されているので誤食の心配はないですが、山野草をお召になる際は事前に保健所で調べていただくと安全です。
哺乳類の痕跡を発見!
普段は見られない動物がここにいたと思うとなんだかワクワクします。
こちらはツキノワグマの爪とぎの跡です。園内ではこれらの痕跡はほぼ見られません。
普段は立ち入れない場所ならではの光景です。
葉っぱからどんなにおいがするかな?自然体験は五感を使って行います。
見るだけでなく、実際に触って、嗅いで、ある時は耳を澄まして自然を味わいます。
展望台からの景色は格別です。展望台正面のカラマツ林が黄金色に色づけばもっときれいでしょうね。

リフレッシュの森ウォーキングは明日10月10日(日)も実施予定です。

皆様のご参加、お待ちいたしております。

【リフレッシュの森ウォーキング】

午前の部10:00~12:00 午後の部13:00~15:00

集合:インフォメーションセンター

 

10月8日(金)園内のようす

大町・松川地区
2021年10月8日

ロードトレインが停まる入口広場も秋めいてきました。

デイキャンプ場は一部ですが、だんだんと色づいてきました。

色づき始めているところは見られますが、森全体が黄金色に染まるのはまだまだ先になりそうです。

また、夏の間森の奥に姿を隠していた野鳥たちも、最近になってようやく愛らしい姿を見せてくれるようになりました。

ツピツピと鳴くのはシジュウカラ。胸のネクタイ模様が特徴です。👔
お顔が見えづらいですが、ヤマガラです。秋色らしいオレンジ色をしています。
秋空を飛んでいくのはイカルの群れ。カラマツの実を食べ回っていました。
以前撮られた写真ですが、こちらがイカル。文鳥のようなかわいらしい見た目をしています。
この時期に口笛のような、綺麗な鳥の鳴き声が聞こえたら、きっとそれはイカルのさえずりです。
園内の様子は毎日変化しています。ぼーっとしているといい時を逃してしまいそう。
常に目を光らせて、皆さんに最新の情報をお届けしていこうと思います。

また明日10月9日(土)は秋の都市緑化月間のため、入園無料日です。是非皆さんの秋の公園へ足を運んでみてください。

おもしろい発見があったら、スタッフにも教えてくれると嬉しいです。

 

10月6日(水)園内のようす

大町・松川地区
2021年10月6日

10月6日(水)現在の入口広場の様子です。いい感じにこんがりしてきました。

いつかいつかと思っていた紅葉シーズンももう間もなくでしょうか。と思っていると・・・。

!!

10月にミヤマクワガタ!?

既にお亡くなりのようでした。

間伐材の上で死んでいたので、無事産卵を終えたのかもしれませんね。

ミヤマクワガタが卵から成虫として地上に出てくるまで、3年ほどかかります。

この子の子供たちが姿を見せるのは3年後・・・。なんだか不思議な気持ちになりますね。

堀金・穂高地区ではなんと生きたオスのミヤマクワガタが見つかっているのでまだ探せば大町・松川地区でも会えるかもしれません。

見慣れない蝶がいました。

キベリタテハです。

標高1,000m前後の山岳に暮らす蝶ですが、冬を越すために少し標高を下げて大町・松川地区にも現れるようです。

成虫のこの姿のまま越冬し、春を待ちます。

その身一つで寒冷地の冬を越すだなんて、可憐な見た目とは裏腹にとてもたくましい生活史ですね。

渡りをするアサギマダラといい、チョウチョはかなり忍耐強い生き物のようですね。

無事に冬を越せますように・・・。

※園内での動植物(昆虫を含む)の持ち出しは禁じられていますが、園内での観察を目的とした捕獲はOKです。ぜひいろんな生き物を観察してくださいね。

 

10月3日(日)園内のようす

大町・松川地区
2021年10月3日

現在の入口広場の様子です。

大町・松川地区では例年10月中旬が紅葉の見ごろですが、まだ林内は青々としています。

今回は紅葉以外も紹介していきますね。

ノコンギク
ホコリタケ
叩くと埃のような胞子を出すことで知られるホコリタケ。幼生の期間はこのように愛らしい形をしています。なんと食べられるんだとか。
ガマズミ
コムラサキ
ススキ
カツラ

ハートマークの葉をつけることで知られるカツラ。すっかり秋色に変わりました。

紅葉以外にも秋の深まりを感じるこの頃です。

 

河畔探勝ウォーキング

大町・松川地区
2021年10月2日

国営アルプスあづみの公園大町・松川地区では、本日10月2日(土)、10月3日(日)に自然サポーターによる河畔探勝ウォーキングを行っています!

予約なし、無料で参加できるので気軽に参加できます。



公園の見どころを熟知した公園サポーターが、普段は入れないエリアまで皆様をお連れします。

【河畔探勝ウォーキング】

①10:00~の回 
②13:00~の回 
※雨天中止

各回所要時間約2時間

各回先着15名/参加無料/受付:インフォメーションセンター

明日10月2日(日)も開催いたします!参加の際は水分を忘れずに!

また先着順となっておりますので、参加ご希望の方はお早めにお越しください!

皆様のご参加をお待ちしております。

 

10/1(金)紅葉状況

大町・松川地区
2021年10月1日

本日から10月に入り、いよいよ園内も秋めいてきました。

入口広場近くのカツラは黄色くなってきました。

桜は綺麗に色づいたのもつかの間。あっという間に落葉してしまいました。

私は毎年紅葉シーズンを心待ちにしつつも、気づいたら見ごろが過ぎてしまっていた、ということがよくあります。

私のようになってしまう方が増えないよう、園内の紅葉状況を発信し続けますね。

また、明日10月2日(土)と10月9日(土)は無料入園日となっております。

明日より杣人の家にて北アルプス国際芸術祭の作品展示も行っておりますのでぜひご覧ください。



【作品名】リントゥマー(バードランド)
【作者】ミラ・ヴァーテラ[フィンランド]

国営公園の森の中につくられた、山仕事の作業小屋「杣人(そまびと)の家」が舞台。冬の公園を訪れ、森の中の小さな植物に触発されたという作家が、想像の植物をガラスと真鍮で彫刻し、森を飾る。ガラスの部分は、フィンランドの伝統工芸を活性化させようとしている作家と、フィンランドの伝統ガラス職人が一緒に制作する。
小さい子どもが自然の中で感じる魔法のような体験を、作品を通して大人にも再び味わってほしい。

国営公園の森の中につくられた、山仕事の作業小屋「杣人(そまびと)の家」が舞台。冬の公園を訪れ、森の中の小さな植物に触発されたという作家が、想像の植物をガラスと真鍮で彫刻し、森を飾る。ガラスの部分は、フィンランドの伝統工芸を活性化させようとしている作家と、フィンランドの伝統ガラス職人が一緒に制作する。
小さい子どもが自然の中で感じる魔法のような体験を、作品を通して大人にも再び味わってほしい。

紅葉シーズンには一足早いですが、涼しくなり過ごしやすくなった秋の公園で芸術を楽しみつつ、過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

アサギマダラ観察会

大町・松川地区
2021年9月25日

以前ブログでご紹介したアサギマダラの観察会を行いました!

アサギマダラは南へ行くために約2000㎞もの距離を移動することで知られる蝶です。

この観察会ではアサギマダラを一時捕獲し、大町・松川地区を通ったことがわかるようにマジックペンでマーキングを施します。
個体差を知るために体長も図ります。

無事捕まえられました!

マーキングを施したらすぐに逃がします。
アサギマダラたちは、次の旅へ向けて
フジバカマの花から吸蜜し、力を蓄えます。
旅の無事を祈ります!
 

アサギマダラ飛来

大町・松川地区
2021年9月14日

園内のフジバカマに、長距離の渡りをすることで知られる蝶、アサギマダラが来てくれました。

園内のフジバカマに集まるアサギマダラ

アサギマダラは春には暑さをしのぐために気温の低い高山や高原がある北へ移動し、秋になると寒さをしのぐため気温の高い低地へと移動し、南を目指します。そのため長距離を移動するといわれています。

長野県は山や高原が多いためか、春から初夏に山へ登っていく個体と秋に山から下りてくる個体が見られるので、ほかの都道府県と比べ見られる機会が多いかもしれないですね。

このように一時的に捕獲し、マーキングを施した後、再び野に放します。これによってどこから飛んできた個体かがわかるのです。

松本で同じようにマーキングされた個体がなんと1300キロほど離れた沖縄県で発見された例もあります。海を渡ってと考えるとすごい飛翔能力ですね・・・!

当園の「アサギマダラ観察会」では、アサギマダラの観察もかねて実際にマーキングを行います。

生き物が好きな方にはうってつけのイベントです。是非ご参加ください。

こちらのURLよりお申し込み頂けます。

http://www.azumino-koen.jp/oomachi_matsukawa/new/topics.php?id=2320

それにしても美しい蝶です・・・。

彼らはこの後どんな旅をするのでしょうか。