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あづみの学校理科教室の特別展示『かわいいメダカと金魚ちゃん』から、今日は和金体型の金魚をご紹介。金魚はフナの突然変異です。なのでフナの形に近い和金体型が金魚の基本。紅白透明鱗(こうはくとうめいりん)を持つ桜和金は、尾鰭(おびれ)が三つ尾の形をしています。
三色出目金とヒブナ、フナ尾の和金を交配して作られた朱文金(シュブンキン)。赤と黒と浅葱色(あさぎいろ=薄い藍色)のバランスがとれているものが良魚とされています。
彗星を意味するコメットは、アメリカ生まれの金魚です。フナ尾が長くなった吹き流し尾が特徴です。紅白の更紗(さらさ)模様のものが多く、個体によって色合いが異なります。
黄色い色が鮮やかなレモンコメット。比較的最近流通するようになった新しい品種です。イエローコメットやゴールデンコメットとも呼ばれます。これまでの金魚には無い体色が人気です。
こちらの個体もレモンコメット。元々は真っ黄色でした。飼育しているうちに黄色が抜けて白くなってきたのです。赤い金魚も徐々に白くなることがありますよ。不思議ですね。
今日、8月11日は『山の日』です。「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」国民の祝日です。因みに7月の第4日曜日は『信州 山の日』です。今朝は山の日にふさわしいお天気になりました。北アルプスの蝶ヶ岳から常念岳の山並みも、きれいに見えましたよ。
穂高口前の見晴らしの丘から見た北アルプス。大町市から白馬村・小谷(おたり)村にかけての山並みが望めます。こちらも今朝はくっきり。雲一つないお天気は貴重です。
展望テラス2階からは、安曇市街地の東側に長峰山や光城山(ひかるじょうやま)などの、通称「東山」と呼ばれる山並みも望むことが出来ます。県の8割が森林の長野県は、365日が山の日ですね。
これらの山々は、あづみの学校玄関ホールのジオラマ模型でもご覧いただけます。大町市・安曇野市・松本市の街並みと、北アルプスの山並みが再現されていますよ。
さらに山に興味がある方はタッチパネルを操作してくださいね。知りたい山をタッチすると、山頂部分が点灯し解説が表示されます。山の日を含むお盆休みは、山国信州でエンジョイしましょう。
お盆休み直前。たくさんのお客様が来園される前に、あづみの学校の屋外水槽の掃除を行いました。しばらく潜ってなかったので、ガラスに硬いコケがついて取れなくなっていたのです。
いつものように三角定規とスポンジを使ってガラスを擦ります。水深が深い水槽は下の方は息を止めて潜ります。水深があってもガラスが下の方まで無い水槽は、比較的と楽ちんなのです。
水深が浅いと、かえって体が窮屈ですよ。今日は5つの屋外水槽を3時間かけて掃除しました。厳しい暑さのせいで水温も16℃台と例年よりも高めなので、体も冷えずに済みましたよ。
掃除の後は視界スッキリ、お魚も良く見えるようになりました。濁っていた水も、循環濾過のおかげでしばらくするときれいになります。これでお盆休みも安心です。
夏休み&お盆休み。安曇野の清流に暮らすお魚たちを見に来てくださいね。あづみの学校の玄関ホールと理科教室で展示していますよ。
あづみの学校理科教室の特別展示『かわいいメダカと金魚ちゃん』から、今日は金魚のお顔をクローズアップ。まずはオランダ獅子頭(シシガシラ)。頭部の肉瘤(にくりゅう)は脂肪です。モコモコが大きいと可愛さも倍増します。「ごはんちょうだい」と寄って来る仕草が金魚飼育の醍醐味です。
紅白の更紗(さらさ)模様のオランダ獅子頭。こちらはあまり肉瘤が発達していません。モコモコが少ないと少し精悍な顔つきになるようです。どちらかというと男前?
琉金(リュウキン)はスリム体型です。お顔もスマートなのでちょっと気取った感じになります。昔ながらの鰭(ひれ)の長いタイプは、まるでダンスを踊っているようです。
桜東錦(サクラアズマニシキ)のショートボディタイプ。透明鱗(とうめいりん)を持つものは黒目になることがあります。普通の目の金魚に比べ、つぶらな表情になりますよ。
長手(ながて)体型の桜東錦。口を閉じていると無表情でも、パクパクすると表情も変わります。熱帯魚とは異なり、表情が豊かなのが金魚の特徴です。1匹1匹お顔が違うのですよ。色合いで金魚を選ぶ方も多いのですが、お顔で選ぶと愛着も一層沸くのかもしれませんね。
あづみの学校理科教室の特別展示『かわいいメダカと金魚ちゃん』の金魚水槽。飼育水が緑色になってしまいました。青水やアオコ、グリーンウォーターなどとも呼ばれ、植物プランクトンが大量に発生したものです。照明が強かったり濾過のバランスが崩れるとこの様な状態になることがあります。
水替え後の水槽。そもそも金魚は屋外の池やビニールハウスのたたき池で養殖されていることが多いので、自然とこの様な水になります。しかし水槽ではあまり色が濃くなると肝心の金魚が見辛くなってしまいます。藻類の除去剤の使用や水替えの量を増やします。しばらくは水替えが続きそうです。
この水槽で飼われているのが、プクプクお目々の水泡眼(スイホウガン)です。角膜の一部が膨張し中にリンパ液が入っています。ユーモラスなお顔で金魚展示の中でも一番人気なのです。
上向きのお目々が可愛い頂天眼(チョウテンガン)。かつて中国では、「口の狭い瓶(かめ)で何世代も飼育した結果、徐々に目が上向きになった」という逸話も残されています。本当?
まん丸ボディーのピンポンパール。愛らしい体型が特に女性に人気の金魚です。プリプリ泳ぐ姿がとってもキュート。ユニーク体型の金魚ちゃんたちにも会いに来てくださいね。
あづみの学校理科教室の特別展示『かわいいメダカと金魚ちゃん』で飼育している、国産グッピーの〝ギャラクシー・ブルークラス〟。今朝、メスが稚魚を産みましたよ。色の地味な方がメスです。
グッピーは卵ではなく直接稚魚を産む卵胎生メダカの仲間です。点灯時にはすでに4尾の稚魚が泳いでいました。 見ていると数分に一度のペースで稚魚が産まれます。総排泄口がプクッと膨らむと、ムニューと稚魚がお腹から出てきますよ。
比較的コンスタントに出てくるのですが、この稚魚は尾びれから出てきたので頭の方が引っ掛かっているようです。
10分ほどかかって無事に産まれました。
産まれた稚魚は全部で22尾。お腹に栄養がある仔魚(しぎょ)の時期を過ぎて産まれているので、早速餌の動物プランクトンを食べましたよ。グッピーの可愛い赤ちゃん。大きく育つと良いですね。
今日は「土用の丑の日」です。夏バテ防止にウナギを食べる方も多いのではないでしょうか。あづみの学校理科教室のウナギの水槽では、危険を感じたウナギさんが流木に擬態していましたよ。
お客様も水槽の前で「今日は土用の丑の日だよね」と話しています。実は話し声は水槽の中にしっかり聞こえているのです。流木の間からチラ見して、無事1日が終わることを願っています。
数が減って値段が高くなっているウナギに変わる食材として、 一時期話題になったナマズのかば焼き。まだまだ一般的ではないようですね。なのでナマズさんの方は余裕の表情です。
ウナギ以外にも「う」のつく食べものは夏バテ防止に良いとされています。こちらはウグイ。長野県ではアカウオと呼び、初夏の頃に〝つけば漁〟が行われます。夏前が最盛期になりますよ。
頭を隠しているのはドジョウです。「う」は付きますが最後の「う」なので大丈夫?でも暑い夏の時期に柳川鍋を食べる風習もあるので、ドジョウさんも気が気ではないようですね。
あづみの学校理科教室の特別展示『かわいいメダカと金魚ちゃん』から、今日は背びれが無い金魚をご紹介。まずは蘭鋳(ランチュウ)です。金魚の王様と呼ばれ、卵型の体型が特徴です。
蘭鋳と東錦(アズマニシキ)の交配で生まれた江戸錦(エドニシキ)。モザイク透明鱗(とうめいりん)は東錦から受け継ぎました。浅葱色(あさぎいろ=薄い藍色)が涼しげです。
桜錦(サクラニシキ)は春の桜金魚展でもお馴染みですね。蘭鋳と江戸錦の交配で作出されました。紅白のモザイク透明鱗が人気となり、他の品種でも桜色が作られるきっかけとなった金魚です。
鼻孔褶(びこうしゅう)が大きく発達し、花のように見えることから名付けられた花房(ハナフサ)。房の左右の大きさが均等で、なおかつ大きなものが良魚とされています。
蘭鋳と青文魚(セイブンギョ)の交配で作られた青秋錦(あおしゅうきん)。青文魚の青味がかった銀色の体色と長い尾びれを受け継ぎました。いぶし銀の輝きですね。
背びれが無い金魚は泳ぎ方がゆっくりです。和金のように早く泳ぐ品種とは同居できません。同じ体型だけで混泳させるのが、金魚飼育の基本ですよ。
月曜日の今日は休園日ではありません。夏休み期間は月曜日も開園していますよ。なのでいつも休園日に掃除している屋外水槽は、開園前に作業をします。掃除が終わった8時半頃の様子です。
2時間ほどかけて擦るので飼育水は濁ってしまいます。ニジマスや信州サーモンたちには、しばらく我慢してもらいますよ。循環濾過と河川水のかけ流しで徐々に濁りが取れていきます。
掃除終了からさらに2時間ほどですっかりきれいになりました。元の状態に戻ってお魚たちも一安心。ちょうど曇っている時に撮影すると、みんなガラス際にいましたが・・・
日差しが戻った瞬間、日陰や底の方に移動していきました。水温は15℃ほど。陸上と同じように日が当たると体感温度も上がります。低い水温を好むニジマスたちも夏の日差しは厳しいようです。
厳しい暑さはまだまだ続くようです。外遊びで体が熱くなったら、冷房の効いたあづみの学校で涼んでくださいね。お魚を眺めてクールダウンしましょう。
本日より、あづみの学校の廊下では『あづみの公園昆虫写真展』を開催します。公園で撮影した昆虫の写真41点を展示しています。毎年同じ写真ですが、子供たちは一生懸命見てくれるのです。
こちらは10年前の写真。クヌギの木にカブトムシやカナブン、オオスズメバチ、オオムラサキが集まっています。今この木には虫たちが集まらなくなりました。樹液を出すピークがあるようです。
ハルニレの木に集まるカブトムシ。それも大物ばかりです。一見樹液を出ていないように見えますが、虫たちにはわかるようですね。樹液で濡れていても虫が来ないこともありますよ。
危険生物のオオスズメバチ。公園にも姿を現します。餌を食べたり巣材を運んだりしているようです。近くにいると怖いスズメバチも、写真だと間近で観察出来ますね。
長野県の子供たちも今日から夏休み。公園で見つけた昆虫と見比べてくださいね。因みに公園では昆虫採集はできますが、持ち帰ることはできません。観察したら元の場所に戻してくださいね。