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特定外来生物

堀金・穂高地区
2024年8月3日

白黒のまだら模様に赤い斑紋が特徴のアカボシゴマダラ。元々はベトナムや中国、朝鮮半島などに分布していましたが、1995年頃に埼玉県で初めて確認、1998年に神奈川県で確認されて以降、関東を中心に各地に広がっています。

幼虫の食草がエノキのため、同じエノキを食草とする在来のオオムラサキなどと競合することが懸念され、特定外来種に指定されています。

長野県内でも松本市ではすでに分布が拡大しているそうで、公園でも今回が2例目の発見となります。きれいな蝶ですが、生きた状態での捕獲や移動、飼育は禁止されているので、ご注意くださいね。

変わって、あづみの学校理科教室の昆虫展示コーナー。先日捕獲したちびカブ君は、カナブンやハナムグリたちと同居しています。仲良く昆虫ゼリーを食べている姿が観察できますよ。

新しく仲間入りしたのはミヤマクワガタ。里山文化ゾーンで見つけたものです。小さい個体ですが、頭部と大顎の渋いフォルムは健在です。長生きさせるのが難しいクワガタですが、たくさん見てもらえると良いですね。

 

カブトムシ

堀金・穂高地区
2024年7月31日

あづみの学校の屋外水槽にあるコナラの木。この木は以前20匹以上のカブトムシが集まっていたのですが、ここ2年ほどは虫たちが全くいない状態でした。今年ももう来ないかなと諦めていたところ、今日ペアのカブトムシがいたのです。

少し離れた所にはオスのカブトムシがもう1匹いましたよ。カナブンなどの姿はありませんが、少し樹液を出すようになったようですね。

夕方に見に行くと、ちびカブ君もやって来ました。樹液に近寄ると、当然大きなカブトムシに追い払われます。なので昆虫展示コーナーの仲間入りです。

幼虫の時期に餌が少ないと小さな成虫になります。指先ほどのちびカブ君は、胸部にある角もつかめないくらい小さいのです。

撮影の途中で飛び立ちました。小さくても元気いっぱいなのです。明日から8月、夏休みも本番です。カブトムシもたくさん出て来てくれると良いですね。

 

擬態の名人

堀金・穂高地区
2024年7月30日

あづみの学校理科教室の昆虫展示コーナー。右側の葉っぱが入っている飼育ケースの中に、何がいるかわかるかな?ヒントは「擬態の名人」です。

下から見上げると、木の枝の下に別の枝があるようにも見えます。正解は〝エダナナフシ〟でした。褐色の細長い体と脚は木の枝にそっくりなのです。

エダナナフシはサクラやコナラ、ノイバラ、イタドリなどの葉を食べます。コナラの葉を入れると、ムシャムシャと勢い良く食べ始めました。

葉の縁から楕円形を切り取っていくような餌の食べ方をします。何度も何度も繰り返し食べるので、あっという間に食痕が大きくなっていきますよ。

オスがいる地域では交尾をしますが、オスの数が少なく、オスのいない地域ではメスだけで卵を産む単為生殖をします。擬態の名人は繁殖も変わっていますね。

 

オニユリ✿

堀金・穂高地区
2024年7月29日

あづみの学校の屋外水槽に咲くオニユリの花。オレンジ色の花弁が鮮やかです。二つ並んだ株には3つの花が咲きました。残りのつぼみも次々と咲きそうです。

4日前はまだ1輪だけでした。1日に約1輪のペースで咲いていますよ。

こちらではススキとの共演。少し後ろにはツリガネニンジンの姿も見えます。

小さな株にもつぼみが1つ付いていました。隣に咲くのはヌスビトハギです。

オニユリは3倍体なので種が出来ません。その代わり葉の付け根に養分を溜めた珠芽(しゅが)を作ります。珠芽はムカゴとも呼ばれます。これが地面に落ちて発芽するのです。花がそっくりのコオニユリには珠芽が無く、種が出来ますよ。

 

理科教室でゆっくり

堀金・穂高地区
2024年7月28日

夕方から遊びに来てくれたのは、お馴染みの〝おたまくん〟です。お外で遊ぶ時間がないので、あづみの学校の理科教室でゆっくり生き物見学です。

お家でもカブトムシを飼っている、おたまくん。カブトムシは大好きですが、まだ怖くて触れないそうです。でも餌の昆虫ゼリーは、ちゃんとあげられますよ。

最近数を数えるのが上手になったそうです。たくさんのウグイの数は、「いち、に、さん、しー、ごー、ろく、しち、はち、きゅう、じゅう、じゅういち、じゅういち、じゅういち・・・」。「じゅういち」がお気に入りのようです。

雪の上の動物の足跡。おたまくんは得意の〝ケンケンパ〟で足跡をなぞります。

躍動感溢れるおたまくんの足跡は、冬の公園で見られるかもしれませんね。

そして最後はおたまくんの大親友、アズマヒキガエルとの触れ合いです。最初は怖いのでお母さんと一緒に触りましたが、すぐに慣れて一人でも触れるようになりました。また一つ出来ることが増えた、おたまくん。カエルになる日も近い?

 

金魚ちゃん、お顔選手権

堀金・穂高地区
2024年7月25日

あづみの学校理科教室の特別展示『かわいいメダカと金魚ちゃん』から、金魚のお顔をクローズアップ。まずは左の桜錦(サクラニシキ)と右の青蘭鋳(アオランチュウ)。ツルッとしたお顔が可愛いですね。

レモンコメット(イエローコメットやゴールデンコメットなどとも呼ばれます)はスリムなお顔。和金体型なので典型的な〝フナ顔〟をしています。

お口を大きく開けてくれたのは東錦(アズマニシキ)。いつも腹ペコな金魚たちは水槽に人が近づくと、「ごはん ちょうだい」とおねだりをするのです。

赤い肉瘤(にくりゅう)が強烈なインパクトの高頭丹頂(コウトウタンチョウ)。子供達からは「頭にたんこぶが出来てる!」とよく言われます。

江戸錦(エドニシキ)は、体型も相まって貫禄十分です。金魚は表情豊かなのが他の観賞魚とは異なる所です。皆さんはどの金魚ちゃんが好みですか?

 

メダカ&金魚

堀金・穂高地区
2024年7月20日

夏休み特別展示『かわいいメダカと金魚ちゃん』は、今日から開催です。開園前に「日本の変わりメダカ」を、裏方から展示へと移動しました。机の下には、体の一部がキラキラと光って見えるメダカたちを、メダカ鉢で展示しています。

キラキラメダカの元祖〝幹之(ミユキ)メダカ〟。背中に青白く光るラインがあり、その面積が大きいほど価値が高くなります。上から見たいメダカですね。

〝夜桜ゴールドXメダカ〟は、黄色の体色にラメ状の輝きが入ります。

今回の展示では、裏方に発泡スチロールの箱を置いてメダカを飼育しています。屋外やビニールハウスで養殖されているメダカは、この様な環境を好むようです。飼育水も植物プランクトンが発生した緑色の「青水」が適しています。

こちらは左から、蘭鋳(ランチュウ)、江戸錦、桜錦です。蘭鋳と江戸錦の交配により桜錦が作出されました。背鰭が無い卵型の金魚たちも可愛いですね。

 

かわいいメダカと金魚ちゃん

堀金・穂高地区
2024年7月19日

あづみの学校理科教室では明日20日(土)より、夏休み特別展示『かわいいメダカと金魚ちゃん』を開催します。日本のメダカの改良品種である「変わりメダカ」と「世界のメダカ」、夏の風物詩の「金魚」を展示します。

「変わりメダカ」は飼育容器だけ置かれています。現在屋外で飼育しているので、明日の朝に容器に移す予定です。

グッピーやプラティー、ソードテールは卵を産むのではなく、直接稚魚を産む卵胎生メダカの仲間です。観賞魚としても人気の高い熱帯魚たちです。

今年初登場は、卵胎生メダカの仲間では世界最大種の〝ベロネソックス〟です。飼育しているのはまだ6~7㎝ほどですが、メスは20㎝まで成長しますよ。

常設の金魚水槽がそのまま特別展示の水槽になりました。お馴染みの和金やコメットから、マニアに好まれる蘭鋳(ランチュウ)や南京(ナンキン)なども展示。『かわいいメダカと金魚ちゃん』は8月25日(日)までご覧いただけます。

 

梅雨明け

堀金・穂高地区
2024年7月18日

今日、関東甲信地方の梅雨明けが宣言されました。昨日まではジメジメした梅雨のお天気が続いていましたが、今日からは夏本番の暑い日がやって来ますよ。

サンパチェンスは最初の写真の池に設置された水上花壇がメインです。ガイドセンター前の無料区側の花壇でも、ウエルカムサンパチェンスがお出迎えします。

有料区側のガイドセンター前広場にもサンパチェンス。いつの間にか2つのサークルに増えていました。大きく成長するのが楽しみです。

あづみの学校の廊下ギャラリーでは、夏休み特別企画「あづみの公園昆虫写真展」が開催します。公園で見られる昆虫38種・41枚の写真が並びます。

カブトムシやセミ、チョウやトンボなど、子供達が大好きな昆虫の写真。昆虫採集や観察をするのに役立ててくださいね。展示期間は8月25日までですよ。

 

3連休最終日

堀金・穂高地区
2024年7月15日

今日は未明に激しい雨が降りましたが、朝には止んで「じゃぶじゃぶ池」「ウォーターアドベンチャー」「ニジマスのつかみ取り」も無事に開催することが出来ました。次の開催は20日の土曜日からです。夏休みに体験してくださいね。

ガイドセンター無料区側の柳の木には、樹液を求めて虫たちが集まっています。オスのカブトムシも見つけました。公園に入る前に観察しましょう。

あづみの学校理科教室の昆虫展示コーナー。こちらはヨツスジハナカミキリの飼育ケースです。たまたま折れていたガクアジサイがあったので入れて見ました。

大好きなお花が入って、ヨツスジハナカミキリも嬉しそう。

昆虫ゼリーも食べますよ。花が無くても昆虫ゼリーだけで飼育できるのです。明日16日は振替の休園日です。また17日から見に来てくださいね。