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こんにちは。 ぼく、ホオジロです。 名前のとおり、頬が白いでしょ。 いつもあづみの公園の駐車場で、みんなをお迎えしています。 スズメさんより少し大きくて、普段は 「チチッ、チチッ」 って鳴くよ。 さえずるときは 「チョッチピッチチョピ」 とか 「ピッチュピーチューピリチュリー」 って、早口で鳴くんだよ。 でも人には 「一筆啓上仕候 (いっぴつけいじょうたてまつりそうろう)」 とか 「源平つつじ白つつじ (げんぺいつつじしろつつじ)」 なんて聞こえるんだって。 鳥の鳴き声を人の言葉に置き換えたものを 「聞きなし」 って言うんだって。 変なの!
公園に来たら、ぼくを探してみてね。 スズメさんより少し大きくて、駐車場の木の上とか車止めや外灯の上で 「ようこそあづみの公園へ ♪」 って鳴いてるからね 。
よいしょ、よいしょ。
おーい、ココですよ、ココ! 地面の中ですよー。 地上の人、聞こえますかー? ぼく、アズマモグラでーす。 今、トンネル工事中でーす。 トンネルを掘り進むのに、邪魔な土を地表に捨てる作業をしてますよー。 「モグラ塚」 って言ううんですよー。 1匹のモグラが掘り出す土の量は、1年で数百キログラムにもなるんですよー。
えー? なんでトンネルを掘るのかってー? トンネルの中を行き来しながら、トンネルに落ちてきたミミズを効率よく食べるために掘ってるんですよー。 ぼくたちモグラはとっても大食漢で、10~12時間エサを食べないと死んでしまうとも言われてるんですー。 だから毎日トンネルを掘ってるんですよー。
日中でもトンネルを掘っているので、朝無かった所に夕方にはモグラ塚ができていることもあるんですよー。 でも、ずっと地面の中なので、公園の職員さんにも目撃されたことがないんですよー。 公園の森の中には、毎日のように新しいモグラ塚ができているんですー。 今日も朝から指差し確認! 安全第一でトンネルを掘り進めまーす。
工事中につき、ご迷惑をおかけいたしまーす。 ご来園の際には、足元にお気を付けくださーい!
ここ数日、梅雨らしい雨降りの天気が続いていました☂
今朝も朝の9時頃までは雲が出て、霧雨のようなものも降っていました。
でも、その後雲が晴れて、きれいに澄んだ青空が顔をのぞかせてくれました!
雨に濡れた草木に光が当たりキラキラ輝くなか、ピンク色のきれいな花が咲き始めたシモツケのまわりをミスジチョウが楽しそうに飛び回っていました。
梅雨はもう少し続きますが、晴れた日の喜びは人間も昆虫もほかの生き物たちもひとしおなんでしょうね(^o^)
せっかく隠れてたのに、見つかっちゃいました。 ボクたちアブラコウモリです。 天井の照明の中の居心地が良かったので、みんなでお昼寝してました。 ボクたちは人間の住んでいるところが好きで、屋根や壁の隙間とかちょっとした隙間にもぐり込んでいるんだ。 だから 「イエコウモリ」 なんて呼ばれたりもするよ。 公園の職員さんのアパートの給湯器の隙間にも、ボクたちの仲間がすんでいるんだって。 でも、どうしてボクたちのことがわかったのかなぁ? 公園の職員さんに聞いてみよ。
フムフム、ふーん、なるほど、そうなんだ! あのね、ちょっと恥ずかしいけど、ボクたちのうんちが床にあって、見上げたらボクたちを見つけたんだって。 そういえば、いつもそのままうんちしてました。 ボクたちの足跡や排泄物、食痕など、野生動物の痕跡を 「フィールドサイン」 って言うんだって。 難しいけど、勉強になりました。 みんなも公園で野生動物の 「フィールドサイン」 を探してみてね。 もしかしたらボクたちを見つけられるかも。 では、お昼寝の続き、ムニャムニャムニャ・・・
緊急ニュースです。
アルプスあづみの公園 大町・松川地区で、地球外生命体が発見されたもようです。
空中回廊の柱をゆうゆうと歩いている様子が撮影されました。
いよいよエイリアンによる地球侵略が始まったのでしょうか・・・
訂正
先ほどお伝えした、地球外生命体発見のニュースは誤報であることがわかりました。
その姿から、発見者が勘違いしたようです。
正しい情報によると、これは「アオクチブトカメムシ」という体長20mm以上になる大型のカメムシ科の昆虫だということです。
山地の林に生息し、蝶や蛾の幼虫を捕まえて、その体液を吸うそうです。
写真は終齢幼虫で、もう1回脱皮すると成虫になるとのことです。
灰色と緑色のメタリック調の体は、確かに地球外生命体ではないかと勘違いしてしまいそうです。
一見美しいその体とは裏腹に、カメムシの仲間らしく例のクサい臭いを出す恐るべきヤツです。
涼しい顔をして生活していますが、実は地球侵略の機会をうかがっているのかもしれません。
以上緊急ニュースをお伝えしました。
ヘイ、いらっしゃい! ハルニレ亭にようこそ。 違う違う、人間様の食事処じゃないよ。 昆虫様の食事処だよ。 それも24時間営業だからね。 人間様のコンビニよりも、ずっと昔からやってんだ。 なにっ、冷やし中華だって? そんな酸っぱいもの食べれるかよ! こちらはあまーい樹液いっぱい飲み放題だからね。 一杯飲み屋なんてシケテないよ。 今日もお得意様のお越しだよ。
常連さんのカナブン様、いつも世話になってるね。 それにカブトムシ様、ゆっくりしてってくださいよ。 これはこれはルリタテハ様、青い模様が粋だね。
おっと、こちらはオオスズメバチ様、樹液に夢中だね。 怖いイメージだけど、人間様さえ近づかなければ怒ったりしないよね。 穏便に、穏便に・・・
さあ、今年も開店いたしましたハルニレ亭。 夏季限定でございます。 どの虫様もたくさんのご来店、心よりお待ち申し上げます。
園内の礫原花壇では、ヤナギランのピンクの花が咲き始めています。
きれいだなと思って近くで見てみると、一部の花にアリが何匹かついていました。
「これは!?」と思ってのぞくと、やっぱりいました…
アブラムシです。
アブラムシ自身は天敵から身を守るすべを持たないため、多くの種がアリと共生しています。
アブラムシは、おしりにある器官から甘い蜜を出し、アリはそれをエサとしてもらいます。
代わりにアリは天敵からアブラムシを守っています。
他にもいろいろと利害関係はあるようですが、持ちつ持たれつたくましく生きているのです。
アブラムシってイメージがあまり良くないかもしれませんが、公園では一般の殺虫剤を使わないので、少しだけ見かけます。
これも公園にすむ仲間だと思って、優しく見守ってあげてください。
キキョウ科の多年草で、丸い釣鐘状の花が、下向きにぶら下がって咲いています。
名前の由来は花の中に蛍を入れたから、花の形が提灯(ちょうちん)に似ているので提灯の古い呼び方の「火垂る(ほたる)」をあてたなどの説があります。
実際に蛍を花に入れて、夜道を提灯のように照らして歩いてみたいものです。
公園は7月1日より閉園時間が午後6時までと1時間延長されます。ほんの少し、公園の初夏の夕闇を楽しんでください。