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ひっつき虫

堀金・穂高地区
2020年8月24日

〝ひっつき虫〟は、動物の体に付いて生育範囲を広げる植物の種(実)のこと。公園のひっつき虫たちも、種をつけ始めました。

かつては、根の絞り汁でハエ取り紙を作ったハエドクソウ。種の先端は細長い鉤状になっていて、動物の毛に絡みます。

s-01

花を上から見ると赤く、下から見ると白く見えるミズヒキ。こちらも種の先端が細長くなり、小さな鉤がついています。

s-02

キンミズヒキの種は、多数のカギが密集して絡みやすくなっています。

s-03

種の形が、泥棒の忍び足の足跡に似ているヌスビトハギ。種の表面には細かな毛がぎっしりあり、マジックテープのようです。

写真を撮っていると、案の定服に種がついています。ひっつき虫の思惑通りですね。