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8月も今日で終わりです。公園も少しずつ秋の気配がしてきましたよ。クリの実はまだ緑色ですが、大きく成長しています。
クリの上に、落ちてきたクリがきれいに乗っています。二色団子?鏡餅?
オニグルミの実。熟すと外皮が黒くなり地面に落ちます。クリもオニグルミの実もたくさん落ちてきますが、野生動物たちの大切な食糧です。食用に拾わないでくださいね。
藤棚にぶら下がるフジの実。大きい実は20㎝にもなります。熟すと殻は茶色くなり、ねじれて中から種が飛び出します。
木の実では珍しい青い実のサワフタギ。熟すと瑠璃色になり、小鳥たちの餌になりますよ。
サマーイルミネーションの際に開催していた「謎解きゲーム ~はぐれうさぎと月夜の冒険」は楽しんでいただけたでしょうか。
今回は特に好評で、期間を通して1400名を超える方にご参加いただきました。
答えが分からず、もやもやしている方も多いと思いますので、今回は答えの解説をしたいと思います。
この問題をノーヒントで分かった人はすごい!
問題用紙にもあるように、五十音表がヒントです。
一番左のシャボン玉には「ろ」と「も」が書いてありますね。
五十音表でこの二文字を探してみましょう。
問題にあるとおり、この二文字の間を読むと「よ」がありますね。
同様に、シャボン玉に書いてある文字の間を読むと・・・
「よ」「る」「の」「つ」「き」・・・
つまり、第1問の答えは「よるのつき(夜の月)」となります。
第2問は、少し簡単ですね。問題を素直に読んで、同じ色の扇子で文字を探します。
答えは、「すずのそら(鈴の空)となります。
次もちょっと難しい。もしかしたら、ちびっ子たちのほうがすぐに気づいたかもしれません。
この問題に描かれている動物の名前の、「動物の数」番目の文字を考えてみましょう。わかりにくいですね・・・
つまりはこうです。
「にわとり」は「1」羽なので、1文字目の「に」を読みます
「らいおん」は「4」とうなので、4文字目の「ん」を読みます。
同様に、「ひつじ」「いのしし」「かも」「かめれおん」も読んでみると・・・
答えは「にじのかめん(虹の仮面)」となりますね。
この問題は、難しかったようですね。
問題文にある、赤い丸、青い三角、赤い四角…そして、まわりに描かれている風鈴…そうです、この記号は描かれている風鈴を示しているんです。
順番に風鈴を探してみましょう。まずは、「赤い丸」の風鈴は…
おかしいですね。ありません。
ここで悩んだ方も多かったようです。
解答用紙を見てみましょう!
ありました!
「赤い丸」の風鈴には「し」の文字がぶら下がっています。
同様に、ほかの記号の風鈴も探していくと・・・
答えは、「しろいたき(白い滝)」となります。
いよいよ最後の問題です。
問題文は「サンカクを読め」。
三角形を探していたあなた!残念!!
ここの「サンカク」は「三角形」ではなく「三画」を意味しています。
傘に書かれた文字のうち「三画」で書ける、文字を探してみましょう。
一番左の傘には「ン」「ニ」「モ」「カ」が書かれています。このうち「三画」の文字は「モ」だけですね。ほかの文字はすべて「二画」です。
最後の答えは「モチツキのミ(餅つきの実)」となりました!
解答用紙にそれぞれの答えを書いて、ふってある数字の順に文字を読んでみましょう
「ミズイロノモジヨメ(水色の文字読め)」という指示が出てきましたね
解答用紙にある「水色の文字」を読んでみましょう
すべての「水色の文字」を読むと「たいようとあさがおをつないでね(太陽ととアサガオをつないでね)」となりました。
問題用紙をよく見てみましょう。
太陽と、アサガオのイラストが見つかりました。
二つのイラストをつないでみると・・・
「キラメキノふね」という言葉が導き出されます!
回答欄だけでなく、その下にある文字も忘れずに。
これが今回の謎解きゲームの最後の答え「きらめきのふね」です。
挑戦してくれたみんなありがとう。
なぞ解きゲームは、今秋も開催します。次回もぜひ挑戦してみてくださいね!
秋のイメージがある赤とんぼ。実は暑い夏の間は高原や山地で過ごします。気温が下がる秋になると平地に移動してくるのです。気温が高い時に良く見られるアキアカネの腹部を高く持ち上げた姿勢。これは体温の上昇を防ぐために、日に当たる面積を減らしているのです。
こちらはミヤマアカネ。翅の先端近くに褐色の帯があります。前に紹介したノシメトンボは、帯が翅の先端にあるので見分けられますよ。オスは成熟すると、きれいな赤色になります。
ミソハギの蜜を吸っているのはモンキチョウ。春から秋まで長い期間見られます。オスは黄色い翅をしていますが、メスは黄色い個体や白くなる個体もあります。
ミヤマクワガタは名前の深山が示すように、標高の高い場所に生息します。公園でも真夏に見つけることもありますが、7月初め頃や9月になって姿を見ることが多いですね。
28日に見つけたカブトムシ。ピークはとっくに過ぎているので、この時期に見られるのは貴重です。今月長雨が続いた頃に、気温が低かったのが影響しているかもしれませんね。
夏のイベントも終わり、涼しくなってきました・・・と思いきや、まだ気温が高い日が続いています。
まだまだ夏の陽気ですが、園内では少しずつ葉が色づいてきました。
葉を落とし始めている木もあります。
この様子だけ見るとすっかり秋ですが・・・。
なんと傷も欠けもない、ピカピカな新成虫のノコギリクワガタ(♂)です。日中の暑さを感じて、出てきたのでしょうか。
夏なのか秋なのか、よくわからない近頃の園内です。
※園内での動植物の採集はお断りさせて頂いております。来年も会えるように、観察したら逃がしてあげてくださいね。
色とりどりのウワミズザクラの実。熟すにつれ黄色から赤、黒へと色が変わります。果実酒に利用されますが、鳥やお猿さんにも好評なのです。
栗のような実はトチノキ。右上の実は、誰かにかじられた跡がありますよ。栃餅などに利用されますが、あく抜きをするのに手間がかかるようですね。
マメ科のネムノキの実は、さやえんどうのようです。熟して茶色くなると、お猿さんが食べにやってきますよ。
カンボクの実が赤く色づいてきました。まん丸の赤い実が特徴です。見た目はおいしそうですが、かなりおいしくないそうです。鳥たちにも人気がないようですね。
カンボクよりも小さいのがガマズミの実。先端も尖っています。酸味があり果実酒などに利用されます。こちらは色々な小鳥たちが食べにやってきますよ。
ここ数日は晴れのお天気が続いて、見晴らしの丘のペチュニアも綺麗に見えますよ。
でも前よりは全体的に勢いがなくなった感じがします。花数も少し減ったようですね。
それでも低い位置から撮影すると、ピンクのお花がぎっしりの写真が撮れますよ。
近くのコキア畑。コキア坊やは細長くなっています。ちょうど草取りをしたばかりなので、コキアたちの周りもスッキリです。
ペチュニアとコキアは穂高口のすぐ近くです。明日も暑くなる予報です。帽子や水分補給など、熱中症対策をしてご覧くださいね。
“Butterfly bush”の英名があるフサフジウツギは、蝶がたくさん集まるお花です。誰が見ても名前がわかるのはキアゲハですね。
クロアゲハのメス。メスはオスよりも大型で黒色はやや薄くなります。後翅の赤い斑紋も、オスよりメスの方が発達しています。
光沢のある緑や青が綺麗なカラスアゲハ。大きいのでとてもよく目立ちます。
ヒョウモンチョウの仲間はとてもよく似ているので、見分けるのが困難です。黒の斑紋やラインが比較的シンプルな模様は、メスグロヒョウモンのオス。
ヒョウモンチョウに似ていますが、翅の縁取りに起伏があるのはキタテハです。フサフジウツギにどんな蝶が集まるか、観察してみましょう。
公園の間を流れる烏川に架かる「烏川吊り橋」。お猿さんは、吊り橋の一番高い所まで登りますよ。
てっぺんで毛づくろいをしています。余裕の表情、高い所もへっちゃらなのです。
最近、お猿たちの顔が赤くなってきました。秋から冬にかけては恋の季節です。そろそろ恋愛モードのスイッチが入ったのでしょうか?
お母さんにしがみつく赤ちゃん。移動の時は抱っこ状態で運ばれていきます。
おんぶもしますよ。ちょこんと乗っかる後ろ姿もキュートですね。
大人の猿は、硬いオニグルミの実を歯で割って食べています。他にもウワミズザクラやヤマボウシの実も、この時期の大事な食糧です。好き嫌い無く?何でも食べるお猿さんです。
最近園路を歩いていると、たくさんの葉っぱが落ちています。落ちていたのはクヌギの葉。枝についているドングリも一緒です。
ドングリはまだ未熟で、殻斗(かくと)の部分に小さな穴が開いていますよ。
木を観察すると、ドングリに小さな虫がしがみついていました。犯人はシギゾウムシの仲間です。クリやクヌギ、コナラなどの実に穴を開け、中に卵を産み付けて枝を切って地面に落とすのです。
よく栗の中から虫の幼虫が出てくるのは、ほとんどがシギゾウムシの仲間のクリシギゾウムシだそうです。害虫扱いされていますが、公園の中ではお友達です。地面に葉っぱのついたドングリが落ちていたら、木を見上げて探してくださいね。
段々池に設置されていたウォーターアドベンチャーが撤去され、大勢の子供たちで賑わっていた水辺の休憩所周辺も今日はひっそりとしています。そろそろ夏も終わり、秋の気配が聞こえ始めますね。
秋といえばススキ。秋の七草のひとつで、穂が動物の尾に似ていることから「尾花」の別名があります。たくさんの小さな黄色い雄しべが出るのは、もう少し先のようです。
段々花畑ではノコンギクが咲き始めています。咲き始めは薄い色をしていますが、少しずつ紫色が濃くなっていきます。
こちらも段々花畑の南側斜面の一画に咲き始めたキツリフネ。周囲に生えるクズなどの草との激しい競争の中、毎年少しづつ花を増やしています。
左はキンミズヒキのお花、右は実(種)です。種が動物の体について遠くに運ばれ生育場所を広げることから〝ひっつき虫〟の俗称でも呼ばれる植物の仲間ですよ。