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冬芽&葉痕

堀金・穂高地区
2021年12月12日

冠雪の念岳山頂を背景に、枝からたくさんぶら下がっているのはハンノキの冬芽です。来年の1月下旬から2月上旬頃には、早くも花粉を飛ばし始めます。

ふわふわの絹毛で覆われているのはコブシの冬芽。中の花芽を寒さから守るためと言われています。花が咲く来年の4月頃まで、数回ふわふわの芽鱗を脱ぎ捨てますよ。

少し大きめのトチノキの冬芽は、触るとネバネバしています。これも寒さから身を守るためだそうです。茶色い冬芽の下側には可愛いお顔付き。葉を落とした跡の「葉痕」が人や動物の顔に見えます。

オニグルミは先端の冬芽よりも葉痕の方が目立ちます。羊顔やお猿顔とも言われます。枝の先端付近は葉痕が目立ちますが、下の方にも古い葉痕がたくさんあります。

葉痕は水や養分を通す維管束の跡です。落ちていたオニグルミの葉柄を拾ってみると、枝についていた部分にも同じように維管束の跡があることがわかりますね。