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トラツグミ

堀金・穂高地区
2022年2月4日

今日は立春、暦の上では春ですね。昨日の節分の日に現れたのはトラツグミ。漢字では虎鶫。虎柄の色や模様が名前の由来です。そろそろ干支の話題も薄れてきた頃に出現です。

夏は標高の高い山地に生息し、冬になると低山や平地に下りてくるそうです。普段からいるのかもしれませんが、見たのは初めてですよ。普通のツグミよりも少し大きめのようです。

トラツグミは夜に鳴きます。暗闇の林の中から「ヒョー、ヒョー」と薄気味悪い声が聞こえることから、古くは妖怪の〝鵺(ぬえ)〟の声や、鵺鳥とも呼ばれていたそうです。ちょっと怖い・・・

変わってこちらはジョウビタキ。秋になると冬鳥として日本にやってきます。縄張り意識が強く、自分の姿が建物の窓や車のサイドミラーなどに映ると、侵入者だと思って攻撃をしかけます。あづみの学校のガラスや、駐車場の車にアタックしている姿を見かけることがありますよ。

すぐに逃げていくので、なかなか写真を撮るのが難しいモズ。タイミング良く近くに飛んできたところを撮影しました。トカゲやカエル、昆虫などを捕らえ、枝に刺して保存する「はやにえ」が知られています。写真はメス。オスは目の周りに黒い架眼線(かがんせん)があります。

 

とりびより

大町・松川地区

大町松川地区の冬のアイドル、「ウソ」がようやくやってきましたよ~!

彼らは冬季にやってくる冬鳥。

文鳥のような太くて丸いくちばし、赤い顔につぶらなひとみ、優しい口笛のような鳴き声・・・。どこをとっても可愛いですね。

彼らのお目当てはこれ。
リョウブの実をパリポリと食べてました。
中を割ってみるとゴマよりも小さな種が3粒ほど入っていました。

フィーフィーフィーという優しい鳴き声が聞こえてきたら、ウソたちに会えるかもしれません。

また、今日はウソのほかにもたくさんの鳥に会えました!

枝にかぶってしまいましたがクピクピ鳴きながら出てきたのはシロハラ。
この子も冬にしか会えない冬鳥です。
公園ではおなじみ。カラスの仲間カケスが出てきてくれました。
きれいな羽が特徴です。
好物のドングリをくわえています。どんぐりをどこかに隠して貯める習性があるようですよ。
カケスの羽はコレクターや野鳥ファンの間で人気かつ、貴重な羽です。
なかなか拾えるものではありません。
((夏に公園で拾った時には震えが止まりませんでした・・・!))
別の場所で木の皮をはがしていたのはキツツキの仲間、アカゲラ。
先日紹介したオオアカゲラは亜種に当たります。
背中の「逆ハの字」がポイントです。
この子も小ぶりながらキツツキの仲間。コゲラです。
後ろ姿になってしまいました。
今日目にして一番驚きだったのはこの鳥。キバシリです。
キツツキとはまた違った登り方で、木の幹をはい回るように移動します。

天気が良かったのか、今日は野鳥との出会いが多い一日でした。