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【R5 5月17日(水)花たちのようす】

大町・松川地区
2023年5月17日

冷たい雨が上がり、一変して真夏日が続いています。
相変わらず全体的な開花は早いものの、同時に様々な種類の花たちが見られる状況になっています!
入口のスイセンは今ちょうど満開を迎えていますが、れき原の花たちはすっかり枯れてしまいました…。

しかし、今の時期に園内を散策するとたくさんの山野草が見られるチャンスです!
人の手によって植栽された植物ではなく、園内に自生しているものがほとんどです。
公園を歩きながら山野草が見られるのも大町・松川地区のおススメポイントですよ!
それでは本日の園内のようすをお届けします。

簡単なものですが、今回ご紹介する花たちの花マップを作成しましたのでぜひご覧ください!

ギンラン

「森の貴婦人」という花言葉を持つギンラン。
樹木の根に結び付く菌根菌と共生するランで、森の中でも固有のエリアにしか根付きません。
とてもかわいらしい風貌なので手元に置きたくなる方もいるかもしれませんが、移植しても枯れてしまいます。その場所でしか咲くことのないレアなお花です。
森の体験舎付近の散策路や、アルプス広場から渓流ピクニック広場へ向かう途中の園路沿いなどにまれに見られます。とっても小ぶりなので、よく足元を見ながら歩いてみて下さいね。
レストラン(休憩棟)の正面にある囲いの中にも、ササバギンランと混じって咲いていたりもしますよ!

ササバギンラン

先ほど紹介したギンランに似ていますが、葉の形が「ササ」に似ていることと、大きさや葉の付き方などで区別することができます。
ギンランと比較すると大きく、葉の間からつぼみがひょっこり現れたかのような咲き方をしていますね。
こちらのササバギンランはレストラン(休憩棟)の前の囲いの中でたくさんみることができます。
開花はこれからなのでまだまだ楽しめます。

イカリソウ

ギンランたちに混じって咲いていました。
変わった形の花をつけています。
上から見ると花弁の表面が淡いピンクで、横や下から見ると真っ白なのがコントラストになっていて華憐です。

ヒメシャガ

こちらもレストラン(休憩棟)付近や、入口広場付近の林内(囲いの中)で見られます。
小さなアヤメのような花で、慎ましくも華やかな姿を見せてくれます。
淡い紫色が新緑に映えていてとても綺麗です。

ニッコウキスゲ

あづみの苑地に青々と葉をつけているニッコウキスゲ。
フライングしたいくつかが花を咲かせています。
だいぶつぼみが膨らんでいるので、もうじき咲き始めるでしょう。

クリンソウ

あづみの苑地からせせらぎの方へ降りていくと、クリンソウが咲いています。
新緑に包まれた森の中で鮮やかなピンクの花が目を引きます。
園内ではここでしか見られない貴重なお花です。
木漏れ日と野鳥の鳴き声、そしてせせらぎの音が心地よくて、癒されるスポットなんですよ。

そしてそのままおたま池の方へ降りていくと、ヒオウギアヤメが見られます。

ギンリョウソウ

最後は、先日からお伝えしているギンリョウソウのようすで締めくくりたいと思います!
園内を歩いていると本当にいろいろなところで見られます。散策路に入ると高い確率で出会えます。今年はかなり数が多いのではないでしょうか。
確実に見られるのはやはり、森のゲート付近の小道です。
インフォメーションセンターから近い場所で見てみたいという方は、空中回廊の下の散策路がおススメです。

まだまだお伝えしたいお花があるのですが、膨大な量になってしまいますので次回に分けたいと思います!
GWが終わってしまいましたが、イベントのほかにも魅力たっぷりの当公園にぜひお越しください✨

 

ヒマワリの準備

堀金・穂高地区

里山文化ゾーンの棚田エリアで始まっているのは、ヒマワリの植え付け準備です。早朝からトラクターのエンジン音が響きます。背景の〝おにぎり山〟を眺めながら作業もはかどります。

ヒマワリの種を蒔く場所に、農業用マルチシートを敷いていきます。シートを敷く前方では同時に土を耕す刃が回転しています。後方ではシートがめくれないように両端に土をかけていきます。

何度も往復して敷いていきますが、隣との距離を測りながらトラクターを運転します。敷き終わったらシートに穴を開けて、ヒマワリの種を植えていきます。夏に咲くヒマワリが楽しみです。

同じ里山文化ゾーンのナノハナ畑。『SPRING FESTA 2023』も14日で終わり、ナノハナも見頃のピークを過ぎています。ヒマワリ畑の準備が終わってから刈り取りを始めるそうです。

変わって田園文化ゾーンから見られる常念岳山頂付近の雪形は、3本爪の〝万能鍬(まんのうぐわ)〟が現れ始めました。ちょうど田植えの時期やヒマワリ畑の耕作と重なっていますね。