月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 5月 | 7月 » | |||||
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
クルクル巻かれたエゴノキの葉。これはオトシブミの仲間〝エゴツルクビオトシブミ〟の揺藍(ようらん)です。メスは葉の中に1~2個の卵産みます。中で孵化した幼虫は葉を食べて成長し、成虫となって外へ出ます。揺藍は、まさに幼虫のゆりかごなのです。
オスは首が長いのが特徴。エゴはエゴノキ。ツルクビは鶴のように長い首。オトシブミは、江戸時代に相手に想いを伝えるために巻紙を地面に落とした「落とし文」の風習に由来します。
今朝見つけた時はすでに完成間近でした。最初から見られなかったのが残念です。メスは体長6~7㎜の小さな体で、器用に葉を巻き上げていきますよ。
しばらくすると葉もしっかりと巻かれて完成しました。オトシブミの多くは揺藍を地面に落としますが、エゴツルクビオトシブミは葉につけたままにします。なので〝オトサナイブミ〟なのです。
やっと完成と思って見ていると、何を思ったか葉を切り落としてしまいました。他の種類のオトシブミに憧れての行動?真意はわかりませんが、正真正銘のオトシブミになったのでした。