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おとといの「あづみのブログ」で紹介したエゴツルクビオトシブミ。昨日も朝早くから揺藍を作っている所に出会いました。おとといと同じ木で場所もすぐ近くなので、同じ個体のようです。
時間も同じ7時過ぎ。やはり完成間近の状態です。後は筒状になった葉を巻き上げていくだけです。6本の脚を器用に使って、みるみるうちに巻いていきますよ。大変なパワーですね。
すると最後に、おとといと同じように葉を切り落としてしまいました。
ここで気づいたのですが、この個体は葉の中央にある主脈の両側の葉を切って揺藍を作っていることがわかりました。そして最後に主脈を切るのです。おとといも同じでした。
実はエゴツルクビオトシブミは、葉の片端を残して揺籃作りをするのが一般的です。葉脈が一部残っていることにより、幼虫が食べる葉が瑞々しく保たれるのです。
ぶら下がっている揺籃は全てこの形。実際昨日とおとといに切り落とした揺籃を見ると、すでに乾燥していました。他の種類のオトシブミが切り落とす揺籃に使われる葉に比べて、エゴノキは乾燥が早いようです。切り落とさずに残しておくのは、それなりの理由があるようです。ちょっとイレギュラーなエゴツルクビオトシブミ。切り落としてしまうのも、何か深い理由があるのかもしれませんね。